1月1日 トレッキング 5日目
High camp(3600m) - Forest camp (3050m)
***写真から***
高級ツアーセット 洗面器に入ったお湯と湯たんぽ
ロバたちとすれ違う。
ロッジで売っている商品たち。大体どこも同じラインナップである。
High Camp
もう少しでBadal Danda
Low Campにてスパゲティーのトゥクパ
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同じ場所なのに、違う場所
今日は、またいつも通りの気合なしモードに戻っていた。そして、なんと今日は1月1日。しかしながら、ネパールで1月1日は、ごく普通の日であり、New Yearということを全く感じさせてくれない普通の空気がずっと漂っている。そして、朝の一瞬は元旦だと覚えていたのだが、次第にお正月ということを思い出しもしなくなってくるのであった。
それに、初日の出もなんだかもやもやしていて、よくわからなかったのである。けど一応明るくなってきた。
おまけに、天気がそれほどいいわけではなかった。昨日のうちにベースキャンプに行くことができて本当によかったと思うのである。今日は、下るだけなので、今日まで晴れてくれって無理は言わない。
宿の人たちに別れを告げて、出発する。カルマジー曰く、ここの宿の人たちはとてもよかったということ。おそらくカルマジーのマルディヒマールルートでの定宿となるのだろう。
外では、タンクの水が凍ってしまったらしく、何か作業をしている。ここでは、そんなに大量に雪があるわけでもないので、料理に利用できるようなきれいな雪はない。ストーブで溶かした雪は、主にトイレの水などに利用してるようであった。きれいな水はおそらくタンクからだと思われるが、やはりここら辺になると、凍ってしまう日もあるのだろう。だがしかし、もしすべてのタンクの水が凍ってしまったら一大事になってしまう。
途中のLow Campにてランチをとることにした。まだ体調のそれほどよくないKeikoさんのためにトゥクパ(チベット系のスープヌードル)を注文したところ、トゥクパはないと言われる。それなので、カルマジーがある材料でトゥクパみたいなものを作ることとなった。
このフレキシブルなところが、本当によい。
このロッジには、トゥクパ用のヌードルがなかったらしく、麺はスパゲティーでトゥクパができあがった。ネパール風スープスパゲッティといったところであろうか。まだ本調子でないKeikoさんから、ヌードルをいただき、またものすごい量のランチを完食したのである。この時は、カルマジーもみんな一緒にこのスペシャルトゥクパをいただいたのだ。
ここの宿のスタッフたちは、ヨーロッパのサッカーや、ロック系ミュージックが好きならしく、ロッジのあちこちに、ポスターが貼ってある。
Forest Campまでは、あっという間である。登るのは大変だが、下るのは本当に早い。先日と同じ道を下っているのに、天気が違うだけで、同じ場所が全く違う場所に見えるのだ。先日は、あんなに光り輝いていた場所が、なんだかどうでもいい場所に見えてくる。
Forest Campでも同じである。前回来た時には、本当に天気がよくぽかぽか陽気の中でランチ、お茶をしていたのに、この日は冷え冷えしている。
それなので、ストーブのついているダイニングに集まり、暖をとるのである。この時は、まだ気づいていなかったが、ストーブで暖まるというのが、なんと贅沢なことだったかということをアンナプルナ、ABCルートて思い知るのである。
そして、マルディヒマールルートでも薪が使えなくなる日は近いのではないかと勝手に予想するのであった。
マルディヒマールルートにては、どのロッジでも薪を使ってストーブを焚いている。その薪とはそこら辺の木のようであり、どの村にも大量に切られた木、薪が高く積み上げられている。よくいろんな場所で、薪割りをしている。薪割りって、、本当に必要なんだと切られた丸太を見て思うのである。
冬の一日に利用する薪は、かなりの量である。大体人が一抱えしてきた結構な量が一晩(夕食前から9時ぐらいまで)ですぐなくなってまう。
この日は、夕方からストーブをつけていたので、2抱えくらいの薪を燃やしてしまったのではないかと思われる。
それに今の建設ラッシュである。この地域でどれだけの期間ストーブが必要なのかわからないが、ものすごい数のロッジが同じように薪を使ったら、ものすごい量の薪が必要となる。
ABCのルートで、薪が使えないように、マルディヒマールルートにても薪が使えなくなる日がやってくるのだろうか。
けれども、ここら辺でストーブがない生活とは、あまり考えたくないのである。エベレスト方面のように、ゾッキョの落とし物のようないくらでもあるものを燃料にできないのだろうか。よくロバの落とし物があるので、それを利用できないのだろうかと思ってしまう。だがしかし、ここら辺はまだ標高が低く、ロバの落とし物を燃やしたら、、、恐ろしい臭いになりそうだ。
頭では、薪問題どうするんだと思いながら、どうしても温かいストーブの周りにどんどん近づいてしまう。そして、みんなが暖をもとめてストーブに集まってきて、だらだらするのもネパールトレッキングの楽しみの一つなのである。
この日は、ロッジのおばちゃんがジャングルポテトなるものを茹でて、みんなに振舞っていた。私もおなかが空いていたら、いただきたかったのであるが、Keikoさんの分までランチを食べたので、味見だけさせてもらった。おなかいっぱいでも、味見だけはするのである。見た目は、菊芋みたいな感じであり、味はサトイモみたいな感じである。ねっとりしていておいしかったのだ。
ダワジーは、これをストーブの中でさらに焼いて食べていた。
そうして、他のロッジにバレーボールのコートがあるので、バレーボールのボールがあるか聞いてみるが、ないという。
それなので、カルマジーに頼んで、台所を見せてもらうことにした。
世界中どこでも、私は台所を見るのが大好きである。
台所では、カルマジーが何かをしており、ロッジの人が、何かの生地を丸くのばしていた。彼は、めっちゃ几帳面なのだろう。その円が本当にかなり正確な円であった。
これは、スプリングロールだという。だがしかし、日本人が思い浮かべる春巻きとはかなり異なっている。このかなり正確な円の生地の上に、春巻きの中身をのせて、半分におって、つなぎ目をうまくつなげていく。
これってイギリスでよく見るものにそっくりである。
そう、コーニッシュパイである。カルマジー曰く、シャパティともいうらしい。これが出来上がるのがとても楽しみである。
それから、カルマジーの前にあった白い粉。私はてっきりMOMOだと思って聞いたのであるが、カルマジーは教えてくれない。Keikoさんは、もうこれが何だか既にわかっている。私は、真剣に何だかわかっていなかったのである。
キッチンは秩序が保たれており、古いながらも、とてもきちんとしている印象だ。そうして、びっくりしたのが、なんと!いつもぶらぶらしているようにしか見えなかったお父さんが、食器を洗っていたのである。お父さんもたまには、仕事をするようであった。もっと奥さんを助けてほしいのだ。がんばれ。お父さん。
夕食前に、ここのコックさんもストーブに温まりに来た。彼は、とても英語が上手であり、語学でもオーナー夫婦を助けているんだろうねとKeikoさんが言っていた。
そう、本当に英語が上手なのだ。私なんて、10年以上イギリスにいるのに、信じられないほど英語ができないというか、英語のセンスがないのだ。どうして世の中には、こんなに語学が上手な人がたくさんいるのだろう。
他の人が話している内容同様に、やっぱりこの地域の9月10月の混雑具合は、かなりのものらしい。今日の宿泊客は、Keikoさんと私の2人だけであるが、最盛期は、なんと100人以上宿泊したりするらしく、朝から何十枚ものチベタンブレッドを作らなくてはならない日もあるらしい。
このロッジには、キャンプ場やキャンプ場の中に、今は鶏の夜のお家になっている納屋みたいな建物がある。それとダイニングなどもすべて利用すると100人ぐらいの宿泊が可能なのだろう。
それにしても100人分の夕食や朝食と考えただけで意識が遠のいてくる。もちろん最盛期には、ヘルプしてくれる人が来るというのであるが、そんなに何人もの人がきてくれる様子ではない。
ということは、お父さんもがんばって働くのであろうか?
そして、5月から7月の雨季には、なんと”ヒル”がでるのだという。そういえば、今までネパールでヒルがでるなんて、聞いたこともなかったし、考えたこともなかった。
ということで、5月から7月のここら辺は、やめた方がいいかなあと思ったのである。
ここらへんの電気は、近くの小さい水力発電で賄っていると言っていた。どうやら発電場所が、近くにあるみたいである。ここら辺は水が豊かなので、かなりその恩恵を受けている。
楽しすぎたForest Campの夜
今日はKeikoさんにとっては、トレッキングの最後の夜である。今日もカルマジースペシャルメニューをおいしくいただいた。今日のメニューは、さっきのコックさんの作ったスプリングロール(私には、コーニッシュパイに見える)とチョーメンとフライドポテトとなんとわかめ!
ああ、幸せである。
そして、夕食が終わると、トレッキング最終日なので、なんと!カルマジースペシャルケーキの登場である。
カルマジーが、お皿にケーキを載せてもってきた。それから、ケーキの周りにろうそくを一本一本灯している。
そうして、お母さんもお父さんも、楽し気に見ている。
ろうそくの火もいいし、あったかい部屋で、ケーキである。
そう、カルマジーはいつも最終日にケーキを作ってくれるのだ。
そして、そう、あの白い粉は、このケーキ用だったのである。
その後は、Keikoさんのネパール語が大活躍し、何を話したか全く覚えていないが、とにかく楽しかったことだけは覚えている。みんなでケーキを食べていると、他のロッジの人も集まってきたので、まだ残っていたケーキをふるまった。彼らは、かなりラッキーだ。
カルマジーのケーキは、甘さ控えめなのであるが、料理と同じく、とても優しく、ほんわかするおいしいさなのである。
そして、もう一つのサプライズ!なんと、カルマジーがKeikoさんと私にマルディヒマールのMAPTシャツをプレゼントしてくれたのである!!!上のロッジで購入したのだという。Keikoさんがグリーンで、私が濃いブルーである。かなりうれしいのだ。これからは、このTシャツでジムに行き、マルディヒマールを宣伝しなくては。
その後は、他のロッジの宿泊客までがなぜかこのロッジにやってきた。それを受け入れるお母さん、お父さんも太っ腹である。彼らは、スペイン人で、これから上に行くという。
そうして、お別れの時にくれるカタまで出してきてくれて、私たちの首にかけてくれたのである。
あああ、お母さんありがとう。
そうして、つい先日Forest Campの上の見晴らしのいいロッジに泊まりたいとだだをこねたことに罪悪感も多少感じるのである。
楽しい夜が更けていったのである。
そして、明日は、カルマジーTシャツを2人で着るとKeikoさんと約束したのだった。
7:00 Tea
8:00 朝食
9:00 出発
14:30 Forest Camp 到着
21:00 就寝





