
ホテルに入り、チェックインする。相変わらずぼろい。
床がみしみしして、隣の人の会話は全て筒抜け。部屋もせまい。
このホテルに、シティホテルのようなものを求めてきてしまったら、それは大間違いである。
そういう人たちが、口コミで酷評している。それは、ホテル選びをただ単に間違ってしまった人たちである。
まずこのホテルは、この古いユニークな建物をあえて利用しているのだ。このぼろさもこのホテルのよさなのだ。しかし、部屋と部屋の間の壁が隙間あいてたり、鍵がうまく閉まらなかったり、廊下が斜めってたり、ほんとすごいのだ。ホテルと名前がついているがホテルだと思ってくるとひどいことになる。
けど私は、このホテルが好きなのだ。
そしてこのホテルの一番のうりは何と言ってもオリバーのディナーだ。
彼は、カンボジアのラッフルズホテルで働いていたが、現在のオーナーに呼ばれて、ここでシェフをしている。
アジアで働いていたため、アジア人に対しての偏見もないし、料理は素材の味を生かしたとても私たち好みのものをいつも出してくれる。
私たちは、彼に胃袋を掴まれている。それなので、何回も行ってしまうのだ。
7時半のディナータイムまでは、やはり大爆睡。疲れて、昼寝をするこの幸福感。
そして今回の旅のメインイベントのここでのディナー。
まずレストランに行き、オリバーと再会。
まず私たちを覚えててくれた!それから、また後で話そうねと言って、キッチンに消えて行った。それだけでなんだかうれしい。
それからイギリスからザックの奥底に入れてもってきたフォートナム メイソンの紅茶も渡した。意外とつぶれておらずびっくりだ。
そして、席に着いて、辺りを見回す。
あれ?あのシンガポーリアン達がいない。
ということは、まだ到着していないということか。いくら私より歩くのが遅かったとはいえ、この時間に到着していないのは、いくらなんでもおかしい。
彼らに何かあったのだろうか。それにここに来るまでの道から町等に下りるルートはないのだ。
ということは、ここのホテルに到着してから、St.Lucに下りたのだろうか。
あいつと一緒に、彼らを心配する。大丈夫だろうか。
今日は、オリバーの奥さんはおらず他の女の子がサーブしてくれた。とても一生懸命の子であったが、少々残念。やっぱりオリバーの奥さんとお話したりしたかった。
ワインはいつも通りオリバーに選んでもらう。私はハーフボトルの方がいいと言ったのに、あいつは飲む気満々でフルボトルに。当然スイスワインである。
まずスープ。このスープがいつも感動なのだ。本当に優しい上品な味なのだ。スープだけで、かなりハッピーになる。
次は、レタスとサラミのサラダ。これがまた絶妙なドレッシングで、レタスとサラミだけでこのサラダができるのか!という驚愕のサラダであった。きっと全てよい素材を使って、まじめに料理しているのかと思う。
そしてメインは、ビーフステーキに、インゲンとパスタの付け合わせ。
オリバーが選らんでくれたワインと共に、至福のひとときであった。
ここ数か月がんばったご褒美ということにする。
そして、あいつはおかわりまでした。そうなのだ。ここは、おかわりできるのだ。始め聞かれた時は、耳を疑った。
やはり私はここのレストランがヨーロッパナンバーワンだと思っている。
オリバーありがとう。オリバー最高♡オリバー万歳

オリバーと話したかったのであるが、これ以上ワインを飲むこともできない状態のため立ち話だけして、部屋に戻ることにした。
今日は奥さんが体調が悪くて休んでいることや、オーナーのこと、お互いの仕事のこと、10月以降のホリディのこと等いろいろ話をして、部屋のひきあげた。それからシンガポーリアンは、テント泊をしているとオリバーが教えてくれた。彼は5時ぐらいに彼らとホテル近くで話したと言っていた。
そして、この天候の中でテントと理解不能のようであった。”ホテルに部屋あったのに”と言っていた。
それにしてもスイスでテント。
スイスは山小屋泊が基本なので、テントはあまり歓迎されないのではないだろうか。
アメリカ等はテント泊が基本と去年出会ったアメリカ人から教えてもらったが、国によって状況は違うよう。日本は小屋もテントも楽しめるいい国かもしれない。