崇徳天皇 ゆかりの地をめぐる① 坂出市 鼓岡神社 | たまゆら日記

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趣味は狛犬めぐり。2022/02/08 初めてのにゃんこ・こつぶを長崎からお迎えしました。2023/06/27茶トラガールのみゅうをお迎えしました。

ワタクシ、歴女というほどではありませんが歴史のこぼれ話とか歴史ミステリーとかは大好き(//∇//)

歴史上の人物でお気に入りなのは大塔宮護良親王と崇徳天皇。
高貴なお生まれなのに非業の死を遂げたというシチュエーションに弱いみたい(T^T)

讃岐国といえば崇徳天皇ですよね。
これはゆかりの地を巡るしかないでしょう!
ワカコ女史、行くよ!
崇徳天皇、崇徳上皇、崇徳院と呼び方がありますが、私のブログでは崇徳天皇と表記しますね

まずは坂出市の鼓岡神社つづみがおか神社


階段を上がった左手に由緒書きがありました。
崩御されるまでの6年間、崇徳天皇のお住まいだった“木の丸御殿”の跡地に創建された社です。
※讃岐国に流されてはじめにお住まいになった雲井御所跡には行きませんでした

右手には疑古堂という小さな建物がありました。



崇徳天皇がお住まいだった木の丸御殿を模して造られた疑古堂。
こんな小さな建物が御所だったなんて… おいたわしい(´;ω;`)ブワッ
この地で崇徳天皇は身罷られました。
なんだか切ない。。。

鳥居の扁額は「鼓岡神社」


「啼けば聞く 聞けば都の恋しさに この里過ぎよ 山ほととぎす」

天皇がホトトギスの鳴き声を聴いて深く都を偲ばれたので、里人が気を使い、ホトトギスを追い払ったり処分したりしたそうで…のちにホトトギスを弔った塚です。

崇徳院御製碑ぎょせいひ
瀬をはやみ岩にせかるる滝川の われても末に逢はむとぞ思ふ    崇徳天皇

川の流れが速いので、岩にせき止められた滝のように流の速い水が、いったんは別れ別れになっても末には一つになるように、あなたと離れ離れになってもまたいつか再会したいと思います
というお歌。

この歌は崇徳天皇が讃岐に流される16年も前に詠まれたものですが、後の悲運を暗示しているかのようで切なさ倍増ショボーン

鼓岡神社をお護りする狛犬は平成生まれ平成8年(1996年)の岡崎さん

十六菊花紋が彫り込まれていますね


拝殿の屋根に飛び狛ちゃん
瓦にも十六菊花紋入り

拝殿

境内の様子

崇徳天皇 御念持佛堂


大河ドラマ「平清盛」では崇徳天皇を井浦新さんが演じていましたね。
美しくて品があって好きでした。
最期に怨霊になる姿、あれがこの場所だなんて感無量(涙)