2日目♪
実はまだ携帯電話の復活に一縷の望みをもっていたワタシですが、夜中にビーッビーッビーッと不吉な振動をしてからは,ウンともスンとも言わずに完全に再起不能になりました

あ~もう!友だちへの連絡はどーすりゃいいのさ?
ホテルのフロントで電話帳を借りて、ひとりには連絡つきました!
でももうひとりは電話帳に不掲載なので連絡がつかず…ホテルに連絡くれることを祈って出発~。
レンタカーはジャパレン大名支店で借りました。
次なるハプニングはこのレンタカーだとは露知らず…
2日目の行き先は小鹿田焼の里(おんたやきのさと)。
大分県になります。
ごく普通にナビに行き先設定をしてGO!!
天神北から高速に乗り、一番近くのIC(杷木ICか日田IC)まで行くはずでした。
でもね、ナビの通りに走っていたらすぐに高速を降りちゃったのよ~



訳分らん!だってちゃんと有料道路優先ってモードになっていたし…
設定のし直しをしてもダメ。別ルート検索をしてもダメ。



またまたハプニングだよ~と諦めて一般道をトロトロ走って行きました。
天神から2時間ほど車を走らせ、目的地が近くなるとこんなに素敵な風景が続きます。


棚田…見渡す限り棚田がたくさん!
もうちょっと先にいくと棚田百選に選ばれた「内成棚田」というのがあるらしかったけれど、今回は寄りませんでした。

雰囲気のあるちいさな神社。
階段をあがってみようかどうか迷ったけれど、「千と千尋の神隠し」の世界に行っちゃいそうでやめておきました(笑)。(娘はどっちかって言うと「トトロ」のさつきの家の入り口みたいって言ってました。)
※高速を使っても見ることが出来る風景です。
そして約3時間弱かかってようやく目的地、「小鹿田焼の里」に到着~。

小さな集落に窯元が10軒あり、この10軒すべてが開窯に縁のある陶工の子孫たちなんですって!
外からは弟子を取らず、親から子に、子から孫へと技術が受け継がれてきたんだとか…
若い女性(多分、お嫁さんですね)の姿も何人か見かけたのでまだまだ小鹿田焼きは安泰そうです♪
昔ながらのいい雰囲気の集落で「こんにちは~」と声をかけて入っていくと皆さん笑顔で「どうぞどうぞ」と中へ入れてくれるの。
平日の午前中だったし、陶器祭り(小鹿田焼き民陶祭は10月に開催)の期間でもなかったから、普通の生活しているところにスーッと入っていった感じ。

集落に入ると
ギィーッ ギィーッっと音が聞こえる。
コレコレ!これもとっても見たかったもの!
「日本の音風景百選」に選ばれている唐臼の音!
川の水を利用して“ししおどし”の原理で動いています。
窯元さん全員で裏山から土を採取し、この唐臼で粉砕して土作りをするんだそうです。
この唐臼のみで土作りをするのは世界中でも小鹿田焼きの里だけ。
独自の共同体を形成していることから小鹿田は国の重要無形文化財に指定されています。

製作途中の焼き物たち

共同の登り窯

あ~この景色、
実際に自分の目で見ることが出来てワタシって幸せ~

もちろん窯元さんは10軒すべて見てまわりました!
小鹿田では大皿1枚とそば猪口3個をお買い上げ~♪

1尺皿(直径38cmあるから正確には1尺2寸皿)・柳瀬窯元さんで購入
そば猪口・小袋窯にて購入

お昼はこちらの集落にただ一軒あるお食事処・山乃そば茶屋さんで手打ちの地鶏そばをいただきました。

もちろんすべて小鹿田焼き♪

サービスでおそばの素揚げも出してくれたけど、そちらは量が多すぎて完食できませんでした。
ごめんなさーい!
時間がまだたっぷりあったのでこのまま小石原にも行くことにしました。

こんな理想的な田舎の風景を眺めながら小石原までは1時間ほどのドライブ。

ナビの案内でこんな道が!?と驚くような山道に入って行きます。
軽自動車でもすれ違えないような狭い道が延々と続きますが、対向車には1台も合わなかった(笑)。
小石原は小鹿田焼きの里に比べたらワタシのよく知る「焼き物の町」っていう雰囲気でした。
まずは道の駅 小石原で作家さんの作品がたくさん展示されているから、マップをもらっていいなぁと思う作家さんの窯元に印をつけていきました。
みんな同じに見えるっていう人もいるかもね。
でもよく見ると個性があるんですよ♪
ワタシがチェックをしたのは63の窯元さんのうち11軒。
確かに全部をまわろうと思ったらここは1日じゃ無理だな~。
(いろんな人のブログでも1日じゃまわり切れないって書いてあったっけ…)
チェックした窯元さんのお店でも「あ、ちょっと違う」っていうのもあって、最終的なお気に入りは3軒。
鬼丸豊喜窯と太田和孝窯と太田富隆窯。
後述のふたつの太田窯は親子でした。3軒ともいいものがあったyo。
鬼丸豊喜窯さんはアトリエに入った途端、あ、この作家さん好き!って思った。


ほとんど迷うことなく7寸皿と小皿など6点を購入♪
細長いフリーカップは「神奈川からひとり旅です」って言ったら「じゃあコレ、記念にどうぞ」ってサービスしてくれた♪
ご夫婦だけでやっているアトリエらしく、奥様がとっても感じの良い方でした。
何が気に入ったの?って思われるでしょ?
ここの作品は写真では判らないけどとっても繊細なの。
他の小石原焼きより薄いし軽いの。
ただ、大皿はどっしりしたほうがいいかなって思って買わなかったけど。

太田和孝窯へ行ったら、ちょっと向こうに息子がやっているお店があるからと紹介されたのがこちら。
こちらも素敵な作品がいっぱい!

色がきれいなお皿を3枚と…

ダークブルーの1尺皿をお買い上げ♪
これが今回の旅で買ったもので一番お高い(^m^)

石畳通りというところには茅葺屋根の窯元さんも何軒かありました。

「根性の窯・太田熊雄製陶所」にいた黒柴くん♪君も根性入ってるか~?

まるた窯元で小皿を2枚買ってそろそろTime Up!
帰りはちゃんと高速を通るようにナビが指示してくれました。
でもね、ETCカードを読み取ってくれなかったの。
平日割引がぁ~…

でもこの日のレンタカーハプニングなんて可愛いものでした。
レンタカーには翌日も泣かされることに…。
夜は学生時代の友人と会って慶州 っていうモツ鍋のお店に行きました。
ワタシはモツ鍋をお店で食べるのは初めてでとっても美味しかったんだけど、友人曰く「福岡のモツ鍋にしては上品な味」なんだそうです。
ここで芋焼酎・海に出会って感激!
ストレートで!って言ったら
「生(き)で飲むと?そんな飲み方する人間は福岡にはおらんよ」と友人に言われ、
お店の男の子にも「ス、ストレートですか?」と言われ、(この男の子、持ってきたときも「はい、海のロック、…じゃなくてストレートです」って含み笑いしながら言ったのよ~)
それでも最後までストレートで飲んだワタシでした。
お料理の写真はありませんが、ここのお肉は間違いない!らしくサイドメニューもみんな美味しかったで~す♪