今から約50年近く前のお話です・・・函館本線の札幌駅にほど近い桑園駅の近くに、泰和車両工業(株)という会社があり、道内私鉄の各種車両が修繕等でやってきていましたよ~
こちらは大夕張鉄道のNo7です・・・赤ナンバ-だったようですね・・・
キャブ裾は俗に言われる、S字タイプの初期車両ですね・・・優雅でいい感じですねぇ~
泰和車輛工業㈱は1946(昭和21)年6月、国鉄関係者により鉄道互助会として発足し、道内の国鉄・私鉄の蒸気機関車・客貨車の修理を行った。翌1947(昭和22)年8月に泰和車輛工業(株)となり、本社と工場を札幌市琴似町二十四軒(現・西区二十四軒)においたそうです。
やがて、鉄道車輛の改造・製造も行うようになり、地方私鉄・札幌市電・簡易軌道に多くの製品を納入した。森林鉄道や土木工事用のディーゼル機関車・貨車も手掛けたようです。
その後㈱泰和として金属加工機械やボイラーの製造などを行っていたが、これも廃業し、現在は工場跡地をパチンコ店に貸し出す不動産賃貸業を行っているとのことです。
廃車体のようにも観えますが、修繕前の回送されてきた状態なんでしょうねぇ~
後方に見える気動車は、拓殖鐡道のキハだったと思います・・・
珍しい車両が道内各地から集まってきていましたから、今思えば宝箱のような場所でしたねぇ~