HOj 1/87 12mm FAB製「セキ1型」のキットが届きました!! | 幌歌内の気まぐれブログ

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先日、待ちに待った「セキ1型」のキットがFABさんから発売になり、送られてきましたよ・・・

早速箱を開けて、ビニ-ル袋も開けて眺めて楽しみましたよ・・・

炭鉱趣味の幌歌内としては、うん十年待ち続けた石炭車の元祖で、北海道の運炭鉄道には欠かせない立役者なんですよ・・・

製造時はオテセ9500形と称し、明治44年から大正2年にかけて531両が製造され、積載荷重は24tだったそうです・・・

大正7年から大正11年にかけてオテセ9500形全車が、オテセ11000形に改造されました

改造内容は24t 積みを30t 積みにする増トン工事(25%増)でした

6t 増トンすることはオテセ9500形を新たに133両増車することと同じ効果があり、更に車自体の数は同じため保守修繕費用の低減が期待されました

工事内容は、オテセ9500形の側板及び妻板上部を460mmかさ上げし容量を大きくしました(28.3m3 → 35.6m3、25%増)上の図面のリベットの線から上が嵩上げされた部分で、それを補強するリベット付きの帯板の付き方に変化があるわけです・・・

大半の車は北海道内での運用につきましたが、少数の車が岡山の伯備線や九州松浦線へ転属し運用されたそうです・・・

全長は8,687mm、全幅は2,702mm、全高は3,327mm、自重は13.7t - 15.0t、換算両数は積車4.5、空車1.6で、1964年(昭和39年)に形式消滅しましたので、幌歌内も国鉄車両としてのセキ1型は観ていませんが、三菱鉱業美唄鉄道では廃線まで数両のセキ1型が使われていました・・・

こちらがそのキットの内容です・・・

精密エッチング加工による各パ-ツです・・・


精密で繊細なパ-ツ群です・・・

炭箱の三角の山の下部の構造材まで表現されているようですよ・・・

早く組立ててみたくなりますね・・・・素晴らしい石炭車セキ1が出来そうですよ~

ロスト製の台車はTR17形です、修繕を続けて50年以上にわたって活躍したセキ1型には、明治時代のスルド(冷剛硬化)車輪や松葉スポ-ク、通常のスポ-クやプレ-ト車輪など多彩だったようで、模型でもスポ-クとプレ-トの2種類が入っています・・・