多良岳しゃくなげ祭りは終わりましたが、前回のシャクナゲ高原とは少し離れた夢の様な場所に行ったので紹介します。
前回は①の我が母校のある長田から登り、白木峰高原を経由して②シャクナゲ高原へ行きました。今回は③の湯江から登り轟峡に沿って④大渡を目指しました。②、④から上に登れば金泉寺を経由して多良岳山頂に行けます。
「じゃがたらお春」の詩や「ゴンドラの唄」を作った歌人・吉井勇は「シャクナゲの大群落の中に来ぬ うつし世のこと いかで思わむ」と詠んでいます。 「この世とは思えないほどだ」と言う意味だと思われます。
境川を渡り、杉林の中に入って行くと、木漏れ日に浮かび上がるツクシシャクナゲの群落が現れ、本当に「これは凄い!」と驚き、息を飲みました。
多良岳のツクシシャクナゲ群叢は国の天然記念物に指定されていますが、さすがに「多良岳の貴婦人」と言われるのが良く分かりました。
この場所は杉林の一角に位置しているので、木々の間から青空がのぞいており白、緑、青の色合いが素敵でした。
またミヤマカラスアゲハを見る事ができましたが、ツクシシャクナゲ群叢が境川上流の深山(みやま)に位置しているからでしょう。羽根の色にメタリック感があり尾状突起が豪華ですね。
帰りの道路沿いには赤いシャクナゲの群落も見られました。
そして、そこにでは普通のカラスアゲハを見ました。ミヤマカラスアゲハと比べるとやや地味な感じでメタリック感がないようです。
最後に、遠い昔に食べた懐かしい轟涼庵のそうめんを境川と新緑を眺めながら頂きました。たいへん美味しかったです。
前回とは別の大渡のツクシシャクナゲを見に行きました。まさに「うつし世のこと」とは思えない程の感動がありました。また、ある県で行われたチョウ総選挙で1位と2位なったミヤマカラスアゲハとカラスアゲハを見る事ができたのも最高でした。更に言えば、長崎県のそうめん流しで2番目に紹介されていた轟涼庵でそうめんを食べたのもいい思い出になりました。前回のしゃくなげ高原で出会ったシャクナゲ保護団体の会長さんの紹介で大渡を訪ねたのですが、運よく一石三鳥の喜びが得られました。真夏の納涼にまた訪れたいですね。もちろん1年後も。













