梅雨も終わりそうで、もう大村公園の花菖蒲も終っているかもしれません。これらは10日前に撮ったものです。
大村公園と言えば天然記念物のオオムラザクラなど桜で有名ですが、6月には30万本の花菖蒲が咲き誇ります。

元々は大村公園は大村藩の玖島城跡に造成され、花菖蒲はお堀の跡に植えられています。
1963年、明治神宮外苑より江戸菖蒲を移植したのが最初だそうです。
長堀にはびっしりと濃い紫の花が咲き、中には白い花も混ざっています。
中には紫と白の菖蒲が交配した様なまだら模様の花もあります。
長堀を抜けると、1992年に復元された玖島城のシンボル・板敷櫓が見えてきます。ここの南堀には様々な色の花が植えられています。東屋、太鼓橋もあり一番の撮影スポットです。
花菖蒲の種類も少し異なっています。
同じ紫でも青に近い紫色で、長堀の赤に近い紫色とは異なります。
白に近い青紫色で爽やかな色です。
真っ白な花のかたまり。
白い花に青紫のすじが入っているものもあります。
逆に赤紫色に白いすじが入っているのもあります。
これは青紫色に白いすじが入っています。
白に近い青紫の変形も見られます。
板敷櫓の下の方から水路を巡らせたお堀跡を見ている所です。太鼓橋と東屋も見えます。
その東屋の中から撮影。
最後は賑やかな写真で終わります。
桜と花菖蒲の名所である大村公園は天主閣のない玖島城の跡に整備されました。江戸時代直前の1599年、初代大村藩主・大村喜前によって築かれたこの城は約270年にわたり大村藩2万7千石の居城でした。江戸時代初期、城下に桜が植えられ、明治に廃城となった城跡にも桜が植えられ、昭和には花菖蒲が植えられ、令和の今、私たちを大いに楽しませてくれています。
















