坂の町・長崎の斜面地に5年前にできた三原庭園を再び訪れました。
駐車場も整備され車が止めやすくなっていました。その駐車場から三原庭園の和風庭園を見下ろした所です。
下に降りて見ると、両側に池のある立派な庭が広がります。
そこを抜けると、長崎特有の急な階段があり、その向こうには坂を上手に利用した雑貨店などのショップが建っています。
そこにはテラスがあり、そこからの眺めは抜群で、山にへばりつくように建つ家々と、その向こうの岩屋山が見渡せます。
植物、池、建物だけでなく、景色を含めた庭造りが進められています。
施設は斜面地にへばり着くように横に長く連なっており、花や緑いっぱいの通路があり、その左側にダイニングがあります。
中に入ると、ここも植物いっぱいで、景色が抜群の空間が広がっています。
そこで目を引くのが、主催者の石原和幸氏とイギリス皇室との繋がりを示す写真です。石原さんと話す生前のエリザベス女王が映っていますが、女王から「緑の魔術師」と称されました。
これはウイリアム夫妻にあいさつする写真です。石原氏は世界最古のガーデンコンクール「チェルシーフラワーショー」で金メダルを14年間で11個獲得しており、世界が認めた庭園デザイナーなのです。
ダイニングを出ると次の階段が見えます。
坂や階段が日本一多い長崎ならではの風景ですが、登るのが大変な階段さえ庭園の一部にしてしまうのは、さすがに魔術師ならではです。
5年前からすると、横へも縦へも広がっており、おとぎの国の様な建物が出来ていました。
ここは水景庭園で、造園途中の様でした。
ここは風景盆栽の展示場で、立派な盆栽が所狭しと並べられていました。
そう言えば、5年前に行った時はクレーンを使って作業中でした。
その時と比べると盆栽がびっしりで、背後にあるはずの壁が全く見えない程です。
世界の石原は日本中で活躍していますが、これは長崎の病院で手掛けた「祈りの庭」と言う作品です。
長崎市は坂の町で斜面地が多いので夜景を始めとして景色は抜群ですが、高齢者にとっては上り下りが大変で、最近は空き家も多くなり人口減少問題も深刻となっています。そこで世界一の庭師の石原氏が手掛ける「世界中から人が集まる美しい町づくり」が進行中で、長崎市では斜面地を利用したこの試みを応援しています。石原氏の作品は三原庭園のみならず、「祈りの庭」の様に市内に多く見られますが、我が回縁隊本部の玄関にも石原氏が世界的に有名になる前の小さな作品があり、これが少しだけ自慢です。☺️


















