ツクシシャクナゲ | 長崎回縁隊のブログ

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ご縁が回って、全国の方々と知り合えればと思います。
そして、少しでも一隊化できる場所があれば最高ぜよ。

4月28日に多良岳に行ってツクシシャクナゲを見てきました。

昨年は我が母校のある長田(①)からコスモスで有名な白木峰高原を通りシャクナゲ高原(②)から大渡(④)に行きましたが、今年は奥さんの母校のある湯江(③)から轟の滝を通って大渡(④)へ行きました。

 

今年はツクシシャクナゲの咲くこの地について、昭和12年に詠まれた吉井勇の短歌の木札が立てられていました。「春くれば 多良の山風 香にたてて ○落つつじ 花さきにけり」この○落つつじはAIに聴いても解りませんでしたが、おそらくツクシシャクナゲのことでしょう。

 

満開の時期は少し過ぎていましたが、山に入って行くとシャクナゲ群叢が現れ、木々の間に咲くその美しさには今年も感動しました。

 

同じく吉井勇の詠んだ短歌に「石楠花の 大群落のなかに来ぬ うつし世のこと いかでおもわむ」とありますが、私も初めて来たときは本当に「この世のものではない」と思いました。

 

 

白地に薄いピンクが混じった花たち。

 

 

 

ピンク色がやや濃い花たち。

 

 

 

幸いアゲハチョウも飛んで来てくれました。標高の高い所の水辺近く(ここでは境川)に生息するのが特徴のミヤマカラスアゲハと思いましたが、少し輝きが少ないのでカラスアゲハかもしれません。

 

これは純白の花で「多良岳の貴婦人」にふさわしい様です。

 

帰り際にもアゲハチョウが見送ってくれました。このアゲハチョウは羽の表面と裏面が写っており、後ろ羽の裏面に白い筋が見える(下の写真)のでミヤマカラスアゲハだと思われます。

 

少し開けた所で空を見上げると、多良岳山頂へ続くと思われる山に木々が生い茂って山深い場所でした。まさに「多良の山風・・・」で、やはり、あのアゲハチョウは深山(ミヤマ)に生息するミヤマカラスアゲハだろうと思いました。

 

ツクシシャクナゲは天然記念物ですから花を摘むことは許されませんが、これは長田の実家の庭に咲いていたものを当日に貰ってきたものです。一般的なシャクナゲの花びらは5枚だそうですが、ツクシシャクナゲには7枚ありました。花だけを水に浮かべていますが3日経った今でもその美貌は衰えていません。しゃんとして貴婦人の威厳を保っているのがすごい。

 

帰りには轟の滝から少し上流の方に移転した轟涼庵で流しそうめんとヤマメの塩焼きを頂いて帰りました。たいへん美味しかったです。

しゃくなげ祭りが始まってから10日あまりして大渡の方に行きましたが、若干、ピークを過ぎていました。それでも可憐な花が沢山咲いており、ミヤマカラスアゲハと思われる蝶にも会えました。さらに今年は新しい木札が立てられていて、知らなかった吉井勇の短歌を教えて貰いました。また1年ぶりに立ち寄った轟涼庵では流しそうめんとヤマメの塩焼きを頂き、来年も来ることを約束して帰路につきました。