長崎サンセットマリーナは素晴らしい海の景色を見ながらアミューズメントが楽しめる所です。
ながさきサンセットロードは長崎半島から女神大橋を渡って西彼杵半島に進みますが、両半島の移行部にサンセットマリーナはあります。
マリーナは五島灘にとび出るように存在します。その向こうの入り江が福田漁港ですが、ここは長崎開港以前には南蛮貿易の港としてポルトガル人を受け入れ、大いに栄えていました。
国道２０２号線から海の方に下って行くと大きな錨が見え、右側に向かうとマリーナがあります。
多くのヨットが係留され、ヨット競技や練習が行われたり、軍艦島周辺へのチャータークルーズ、釣りのためのレンタルボートなどがあります。
結婚式もできるレストランがあり、広場には「しあわせの鐘」が設置されています。
目の前にはヤシの木が立ち並んだ芝生の広場が広がり、美しい海を眺めながらゆったりと過ごすことができます。
南西の方には伊王島大橋と伊王島が見えます。
正面から北側には五島灘が広がり、遠くには五島列島を望め、朝夕には長崎・五島間の船が行き来します。
海を見ながらＢＢＱができるのですが、この日は曇っていて残念ながら夕日は見られませんでした。さらに風が強くなってきたので早めに切り上げました。
せっかく五島行きフェリーと五島帰りの高速船が目の前で交差するところをカメラはとらえたのですが、夕日の光は雲の間から僅かにもれるだけでした。残念。
しかし天気がよければ３６５日ほぼ毎日、五島灘に沈む夕日を見る事が可能な場所にサンセットマリーナは位置しています。これは６月９日の夕日で、最も北側に近く沈んで行きました。
これは１０月３１日の夕日で、南西側の伊王島（左奥の島影）の近くに沈みました。
幸せの鐘の下で五島列島の方から延びたサンセットロードとつながるカップル。(私のキャッチコピー：サンセットロードを通ってサンセットマリーナから五島へのハネムーンはいかが）
一方、近くには福田小・中学校がありりますが、その海側には幕末に長崎港を外国船から守るために造られた台場（大砲を備えておく場所）の跡が残っており、厳しい歴史もうかがえます
サンセットマリーナのある福田地区は時代と共に様々に変化し、今に至っています。長崎開港以前は南蛮貿易港として栄えましたが、外海に面していることにより、貿易港は長崎港に移りました。また幕末には、その長崎港を外国船の侵入から守るために台場が設けられました。そして戦後には私達も利用した福田遊園地が近くに出来、大いに賑わいましたが今はマンションに変わりました。しかしサンセットマリーナは九州最大級の海のレジャー施設として賑わっています。