チューブレスタイヤ シーラント交換してみた | ロードバイクを待ちながら

チューブレスタイヤ シーラント交換してみた

去年の11月に、永年愛用のホイール Mavic R-SYSを曲げてしまったので、Mavic Kysiilum Elite UTSというチューブレスホイール(専用チューブレスタイヤ付き)に買い替えました。チューブレスタイヤにはホイールとの嵌合部の気密性確保とパンク時の自動補修のためシーラントという液体が入っています。これは定期的に補充または交換したほうがいい、ということなので、6ヵ月たったので交換してみました。

 

シーラントの「補充」ならタイヤを外さないでもできるのですが、何かあったときに自分でタイヤ外せないと困るので、今回はタイヤ外しの練習も兼ねて「交換」をトライしてみました。やってみると、やはり知らなかったことが色々あったので、メモ代わりにここに書いておきます。

 

 

これがそのホイールセットです。背景の掃除道具やメンテスタンドは無視してください。

 

大体の手順は普通のクリンチャーのチューブ交換などと似てます。

まずエアを抜いてタイヤをリムから外します。ここでまず一回ひっかかりました。クリンチャータイヤと同じようにリムとタイヤの間にタイヤレバーを突っ込んで引き上げようとしたのですが、全然、レバーが入りこむ隙間がありません。

 

 

この奥にレバーいれても引っ掛かりません。さっそくスマホで検索すると「まずタイヤのビード(端の部分)を中央の溝に押し込む」と書いてありました。なるほど。引っ張り上げる前に「押し込む」という手順があるのですね。素手で押し込むとパコンと音がしてリムの中央の溝にビードが落ちていきます。一旦、全周のビードが溝に落ちると、全体のテンションが下がるので、それからタイヤレバーで引き上げると簡単にリムの外側に出てきます。

 

 

リム内側の状態です。シーラントはまだ液体のままで、タイヤの内側にも溜まってました。これだと補充・交換の必要はまだなかったようですね。半年たってますが、1000キロぐらいしか走ってません。折角、外したので、一旦シーラントはリムもタイヤ内側もペーパータオルで拭き取ります。シーラントが古くて固形化してしまうと、クリーナーなどの溶剤で溶かさないと取れないそうです。

 

 

拭き取ったリム内側。これがバルブ部分です。チューブをいれてクリンチャータイヤとして使うことも出来るのですが、その時はこのバルブを止めているナットを緩めて外します。

さて、シーラントを掃除したら、タイヤを戻します。今回は前後同時に作業したので、ついでに前後交換して摩耗が均等になるようにします。

 

 

クリンチャーと同じようにまず片側をはめていくところまでは素手でも入ります。ですが、のこる側を嵌めるのが大変。どんな固いタイヤでも嵌められるはずのシュワルベの3本式クリップつきレバーで渾身の力を中央のレバーにかけても入りません!

再びスマホでネット検索。そうすると、クリンチャーと違って、最後にはめるのはバルブ部分だそうです。ふーん?半信半疑で、バルブ部分に中央のレバーがくるようにすると、

 

 

パコン!とあっさり入ってしまうではないですか!理由はよくはわかりませんがそういうことみたいです。

 

 

タイヤがはまった直後の状態。このあと両脇でクリップしてるレバーを抜きます。

 

最後にシーラント剤をバルブから注入します。ホイールを買った自転車屋さんに「Mavicの注入器より100均でうってるコスメ詰め替え用の注射器のほうが便利」と教えていただいたので、コスメ注射器買ってありました。

 

 

まずバルブのバルブコアをホイールを買ったときについてきたこの小さな専用工具で回してはずします。失くしそうです。普通のペンチでも外せそうですが。

 

 

コスメ注射器は確かにホイールのバルブにぴったりはまります。注意することは「注射器」として押し込むのではなくてあたかも「漏斗」のように流しこむだけ、という点ですね。目盛りをみて適量の30ccを入れようとしたらどんどん流れていって入れすぎてしまいました。先に適量を測って分けておいたほうがいいですね。

 

 

必要な道具類。コスメ注射器(筒のみ)、シュワルベ3本タイヤレバー、Mavicのシーラント、バルブコア外し、ペーパータオル。結構あちこちにシーラント液が垂れるので、汚れてもよい場所で作業しましょう。

半年だと必要なかった感じですね。1年だったらタイヤ交換になりそうです。でも、タイヤ作業を「予習」できたので、出先でパンクなどしても慌てないですみます。