京都美山 飽食サイクリング! | ロードバイクを待ちながら

京都美山 飽食サイクリング!

昨日 (7/30) は京都府 南丹市で開催された「美山サイクルグリーンツアー ロングライドチャレンジ」に参加してきました。

このイベントはかやぶきの里で有名な美山地方の里山をめぐるサイクリング大会ですが、通常のイベントと大きな違いが二つあります。

 

* エイドステーションがとても充実していて「グルメフォンド」というべき。

* コースが決められていなくて、スタートの美山小学校から放射状に広がるルートの行き止まり点などにあるチェックポイント 11箇所を好きな順番でまわれば完走。

 

とても人気のイベントで、定員1000人のエントリーは深夜0時の開始から5時間で完売したそうです。私は0時にスタンバイしていてエントリーできました。

 

 

前日、土曜日に車で神戸から行きました。昼頃には美山についたので、かやぶきの里を徒歩で散策しました。こんな絵のような景色があちこちにあり、裏山の林からはひぐらしの声も響く、懐かしいところでした。

 

宿はかなり離れた「ハリマ屋」という民宿でした。以前はここがチェックポイントだったらしいですが、去年からコースが短くなったので、自転車では通らないところです。山の幸ばかりの夕食は最高でした。

 

 

 

明け方、5時ごろ、宿を出発。深夜、雷と供に強い雨が降っていて、このころまだちょっと雨が降ってましたが、会場につく頃には止みました。午前中はそのせいで、くもりで涼しかったです。午後はやはり蒸し暑かったです。

 

実質「グルメライド」なので、以下、食べ物を中心に紹介していきましょう。

 

 

まず、駐車場で民宿で用意してもらった朝食のお弁当をいただきます。

 

 

6:30AM 集合、開会式です。大王関西支部のWさん、Nさんの姿がありました。女性、カップル、小中学生の親子連れなどが通常のロングライド大会より多いです。噂では「日本一完走率が低い」大会だそうです。放射状コースなので、エイドステーションを食べ回るだけだと50キロぐらいしかないと思います。チェックポイントを全部制覇しなくても、ポイントの数を書いた「完走証」がもらえるので、参加のハードルは低いのです。こういうイベントが増えるとロングライドの裾野が広がってよいですね。

 

全員が番号ゼッケンの変わりに「自転車は一列で」などと書かれたサイクルマナーゼッケンを背中につけてマナー向上に努めてます。初心者が多いわりにマナー違反は少なかったと思います。

 

 

 

私はまず北のほうの「鶴が丘AS」にむかい、「鹿コロッケ」をいただきました。ここではケーキも配ってました。

 

この後、2箇所のチェックポイントがこの先にあって回りますが、途中で間違えて、6キロぐらい無駄に往復。

 



「山森CP」でスイカ。CPは水ぐらいしかないところが多いですが、ここはスイカが出ました。

 

 

再び「鶴が丘AS」に。このように時間ごとにメニューが違います。「プロ」はこの時間割を元に行程を組むらしいです。鯖寿司、食べたかったですが時間があわず。

 

 

ゴーヤサラダをいただきました。

 

 

今度は、東に向かい、かやぶきの里を通過して「知井AS」で鹿カレーをいただきます。ここではこの他に地鶏の炭火焼などもありました。またどのASでもカキ氷、漬物、お菓子各種は豊富に食べ放題です。 ここは、この先にある3箇所のCPの分岐点で、各CPに行って帰ってくるたびに通る場所で大混雑です。

 

 

「知見CP」です。どうもエイドステーションしか回らない参加者が多いらしく、コース末端のCPはのんびりしてます。ここは、この奥に見える建物が農家Cafeで、高知県のイチゴを冷凍してそのまま削る「イチゴ氷」を有料メニューとして売っていたので、いただいきました。400円もしたのですが味は最高!

 

 

これがそれです。左腕にはチェックポイントでもらえる腕輪がたまってきてます。スタートの1本を含めて12本集まれば完走です。

 

これでコースマップの右半分が完了したので、下り基調の道を西に向かいます。

 

 



道の駅に設けられた「平屋AS」で冷やしぜんざいを。小豆の上にカキ氷が載っているようなものでした。そろそろ暑くなってきたのでうれしいです。ここでコーラも補給して少しゆっくり休みました。このASも大賑わいです。

 

ここから一旦、南の端の「原CP」に回ってから、由良川の南側のルートで西に向かいます。まず「萱野CP」。ここで、この先のルートを聞くと、「アップダウンがOKなら、直進して次のCPに向かう道が涼しいです。」ということだったので、「熊注意」の看板があるゲートを通って、山麓の林道みたいなコースへ。今回のルートではここが一番楽しかったかな。次の「肘谷CP」に到着。この「原」から「肘谷」までのCPはちょっと脇道に入ったところにあって、目印は地面に水性ペイントで書かれた"CP"の矢印だけのところもあるので要注意です。

この大会は食べ物に予算が配分されているせいか、コース上に案内看板はほとんどなく、道案内の係りの人もほとんどいません。幾つかの交差点で安全確保のための警備員さんが交通整理はしてくれますが、コースのことをきいてもあまりご存知ないようです。

 

配布されれるコースマップは詳しくてわかりやすいので、これを使って各自好きなように走ってください、というオリエンテーリング的な楽しみもあります。私は一応、ルートを作って Garmin に入れておいたのですが、後半、残り距離の表示が意味がわからない状況になり、ペース配分がよくわからなくなりあせりました。

 

さて、ダムの手前の「向山CP」でコースの西の端到着です。この場所はどうもシクロクロスの常設練習コースとして営業しているようです。ここで、コンプリートと思い、地図をよく見るともう一つ、途中で北に行って帰る「川谷CP」というのがあるではありませんか、危ないところです。ここも忘れずに回ります。

 

 

これで腕輪12本無事獲得!

 

 

ゴールに行く前に「大野AS」で。確か、芋フライといなり寿司をいただいたと思います。

 

私は北の端から始めて大体、時計回りにCPを回っていたのですが、同じ順番で回っているらしいチームジャージの集団が三組ぐらいあって、よく遭遇しました。私の着ている「百哩走大王」のジャージは割と目立つので、向こうからも認識されていたかも。大体、コース上で追い抜かれて、ASを私が先にでて一旦追い抜く、というパターンが多かったと思います。行き止まり往復のコースが多いので、他の参加者とのすれ違いが多いのもこの大会の楽しみです。百哩大王のWさん、Nさんとはほぼ別行動だったのですが、それぞれとすれ違いで会うことはできました。

 

さて、いよいよ最後のゴール直前の「宮島AS」です。

 

 

 

ここでは「流しそうめん」の準備もあったのですが、私が到着したのが午後2時の「地玉子プリン」配布の直前で行列ができていたので、すかさず並んでいただきました。

 

 

この後、2時過ぎに無事ゴール!途中、Garminの表示のせいで制限時間に間に合うかと思ったのですが、実際は制限の3時半に1時間以上余裕がありました。こんなことなら、どこかでもっと食べればよかったと反省。完走証には獲得したCPの数のシールを自己申告で張るシステムです。




この日の実走地図と標高図です。詳しくは こちらのGarmin Connect をごらんください。

走行距離は117キロ、獲得標高787メートル。全ポイント制覇は125キロのはずなんですが。前半で峠を使って近道したからでしょうかね。

 

Reliveの再現3D動画は こちら に。

なかなか楽しかったので、来年は完走ではなくエイドステーション全メニュー制覇を狙って参加したいです。

今回は前日もいろいろ食べてしまい、2日間で1.5キロも太ってしまいました。 最後に前日の食べ物も特別公開。

 

 

かやぶきの里の民宿で昼食。鮎の甘露煮、野菜天ぷらなど。

 

 

同じくかやぶきの里の自転車のりで賑わうカフェでジェラート。

 

民宿「ハリマ屋」の夕食。

 



まず、前菜に食前酒。(実はこの前に、部屋でそばチップスを当てにビール一本いただいてました。)

 

 

猪肉と地鶏の鉄板焼き。

 

 

鮎の塩焼き。

 

 

地鶏のすき焼き。

 

 

鮎ご飯。

 

この山の幸フルコースをいただきながらさらにビール2本。よく山奥の宿でも刺身とかでてきてモヤモヤすることがあるのですが、ここはすべて地元の山の幸、川の幸です。コーンやトマトはご自分の畑でとれたものだそうです。民宿の鑑ですね。

これでは太るのも仕方ないですよね。