「ブラックアウト」「オールクリア1、2」 コニー・ウィリス



ついに読み終わりました。苦節3カ月。2段組みの新書版 500ページで3巻の大長編タイムトラベルSF.最近、そっち方面では話題になっているようです。
私はこの人の本は初めてなんですが「犬は勘定にいれません」とかおなじ「オックスフォード大学航時学科」シリーズで有名です。
今回もドイツ軍に爆撃されている1941年ごろのロンドンを中心にした時代に学生数名が研究のためにタイムトラベルするが、帰れなくなりという物語です。
お話の大半はそれぞれの学生がはいりこんだ当時の英国の戦時下の暮らしがコメディタッチで進みます。V1号が飛んでくるなかデパートに勤めたり、地下鉄の駅で芝居の練習したり、疎開児童の世話をしたり、救急車運転したり、ダンケルクの開戦に巻き込まれたり、情報機関に雇われたり、などなど。
タイムトラベルもので1941年の話と1944年の話が入り混じっていて、さらにそれぞれの人物の視点で書かれていて、名前に「本名」と「時代名」があって、頭がかなり混乱します。
ですが、3巻目の後半から、それぞれの人物、時代の話がつながり始めて、最後に感動する展開が。
タイムトラベル物の良く出来た小説はこの最後の「辻褄あわせ」が素晴らしいのですが、この本もそうです。ただそれを味合うために1500ページものどっちかというと女の子のおしゃべりみたいな文体に付き合わないといけないのです。
体力があればもう一度、伏線を確認しながら読みたいものです。
ちなみに「ブラックアウト」は灯火管制(空襲警報で明かりをすべて消す)のことで「オールクリア」は警報解除の意味です。物語は前半で主人公たちは未来へもどれなくなり、後半で「オールクリア」なわけです。
この人の他のも読んでみましょう。
3巻目を読んでいる最中に一時行方不明になったりして時間かかってしまいました。それとも歳のせいか小説読書力が下がっているのか。