「常野物語 蒲公英草紙」 恩田陸

久しぶりに読んだ小説。常野物語シリーズ2巻目。一巻目「光の帝国」を読んだのは随分前で、あまり覚えてません。 東北地方の超能力を持つ一族の話です。というと半村良の「産霊山秘録」みたいなおどろおどろしい伝奇ものかと思いますが、そういうのではないです。
もっとおとなしく悲しい人たちの物語です。シリーズで設定は共通だったと思いますが、お話につながりはありません。
戦前の東北の田舎の村のお屋敷のお嬢様の話相手になることになった少女が主人公です。主人公の回りの人たちは悪い人はいないのですが、みんな少し変わっています。特に最近遠くからやってきて別棟に住み着いた4人家族は......
というお話で、前半ほのぼのしていた話が最後には意外なことになります。
このシリーズは柳田国男の「遠野物語」からイメージを借りているらしいです。来週、岩手県に自転車乗り( Cycle Aid Japan)に行くのでちょっと雰囲気づくり。
田舎の村に謎の能力を持つ一族が住んでいるほのぼのした話というと古いSFでゼナ・ヘンダースンの「ピープル」シリーズがありました。確か「不思議な村」という題で映画化されていたと思います。
さて第3作は「エンダー・ゲーム」というなんか別の海外SFと似た題名ですがどういう話なんでしょう。