夕方、実家の父から電話があってばあちゃんが入院したと。



前から下腹に手を当てて痛そうにしていたから痛いの?って聞くとばあちゃんはいつも「痛くない」って言って。さらに呆けてからは病院に行くのをとても嫌がるようになって父や母は苦労していた。



一度、かかりつけ医に診てもらったけど「年寄りによくあるやつだからあまり心配はいらない」って言われたらしい。何?年寄りによくあるやつって…



でも今日はあまりにも痛そうだったので病院に連れて行ったら、これから検査をするらしいが、恐らく腸のガンだろうと。



あまりよくないらしい。年齢も年齢だからね。



きっと覚悟を決めておけと父は言いたかったのだと思う。



人はいつか死ぬ。分かっている。でもなんとかしてもっと生きていてほしいと願ってしまう。



ある医者が言っていた。「順番があるんだよ」と。「延命治療でなんとか生きている人の息子さんや娘さんが、親より早く亡くなってしまうことだってあるんだ。その方が辛いんだよ」と。



延命治療は家族のエゴなのか優しさなのか難しい。



じいちゃんの時もあまり長くはないと聞かされていたけど、こういったことは二度目でも慣れない。



久しぶりに落ち込んだ。



とりあえず明日、ばあちゃんの顔を見に行ってくる。私のことを思い出せるか分からないけどね。



これからまた通う日々になるんだろうな。遠いし雪道だしでちょっと大変なんだけど後悔だけは残したくないから通う。



辺りまで巻き込むようなこの落ち込みはまず今日だけにしよう。ダンナが珍しく心配していた。落ち込んだって悲しんだって時間は同じように過ぎる。それだったらばあちゃんに会いに行くことを楽しみに、そして少しづつしか出来ないと思うけど覚悟を決めていく時間にしよう。






じいちゃん、ばあちゃんが逝く時は苦しまないように連れていってあげてね。そしてあんまり早くは連れていかないでね。もう少しだけばあちゃんとの時間をちょうだい。



今日だけ泣く。明日からは笑う。