こんにちは、食セラピスト 松尾です。

 

私が食と健康について見直すきっかけと

なったのは、

マクロビオティックと出会ったことでした。

 

身体の不調に対してなんとかしたいと思っ

たところから、食と健康、身体と心、精神

世界へと導かれるように出会い、

様々なものを学び、仲間に恵まれながら

食だけでなく、より根本的、本質的な深い

学びへと歩んで参りました。

 

恐らく多くの方が、食や体、心の問題に

取り組んでおられると思いますが、私自身

が取り組んできたことが、もしも

皆さんの気づきの一つともなればと思い

 

基本的な事柄から、より深い内容まで

このアメブロでシリーズで展開していくこと

にしました。

 

稚拙な文章ではございますが、ご縁のある方

にお読みいただければ幸いです。

 

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  人の意識はどこから来るのか

人の意識はどこから来るのかという問いを

突き詰めて行けば、宇宙の成り立ちから思

いを馳せることになるでしょう。物理学的に

見れば宇宙誕生には諸説ありますが、人

の意識といった形のないものについて、どの

ようにとらえていったらいいのでしょうか。

 

 

古代東洋思想をひも解けば、人と宇宙の関

係性とは単なる物質的なものではなく、究極

的には宇宙の根本原理と自己は同じである

と書かれています。

 

人の魂は形ある肉体に宿り、この世での経

験を積み、学習を終えてまた形のない世界

に還り、前世での因果をもってまた別の肉体

に生まれ変わるという輪廻転生の考え方も

あります。

古より言われてきたこのような循環の世界

を人の魂の成長としてとらえるとき、なぜ私

たちが肉体を持って生まれてくるのかという

根本的な問いに突き当たって行きます。

 

 

  対立する二元

古代中国の陰陽説では、全宇宙に存在する

もの全てを陰と陽に分け、この対立する二元

の関係性で宇宙が成り立つと考えられていま

す。

 

陰陽二元の法則の一つに「陰陽互根(いんよ

うごこん)」と言って

 

「互いが存在することで己が成り立つ」

 

というとらえ方があります。

これは自己と他者、男女などに置き換えれ

ば、私達にも容易に想像することができま

す。

人は本来、性質の違う他者の関与なくし

ては成長できないものです。

 

もしも宇宙の根本原理から生まれた我々の

自己なる魂に肉体がなかったら、形ある世界

という対極の認識もなく、結果成長すること

はできないでしょう。

 

つまり肉体とはこの世で私たちが成長する

ための、大切な「形」であり

 

神様からお借りした大切な器であるとか、

魂を載せるレンタカーのようなものとイメー

ジしてもいいかもしれません。

 

  三次元世界での意識

私たち地球人は三次元世界という物質的

にはかなり「重たい」次元に生命を宿して

生きています。

 

これは宇宙中の他の星と比較しても相当

重いそうです。

 

地球文明で生き抜くためには、民族、国家、

社会、経済などの枠組みの中で自己の肉体

を保全していかなければなりません。

 

この自分を守る意識が行き過ぎれば自分、

家族、民族国家など自己に関わるものだけ

を守るという意識となり、他者を排除したり

争いを生んだりしてしまうのです。これが

私たちが歴史上繰り返して来たことでは

ないでしょうか。

 

 

  波動を上げるにはどうするか

波動を上げるとは究極的には

 

「宇宙、自然の法則と同調する」

 

ということです。自然界、森羅万象がそう

であるように、宇宙とは「巨大な調和の

とれた家族のようなもの」です。

 

お互いが助け合い、育み合い、お互いの

存在を基に存在するのが宇宙の本質と言

えます。

物質的に重い文明世界にいる地球人は

必然的とはいえこの法則から

かなりかけ離れた次元にあります。

 

人間がこの法則と同調していくには

「形ある自己保全意識」を

「本来の調和意識」に少しずつ

近づけていくことが大切です。

 

 

  食生活を見直してみる

食欲はかなり根本的な欲といえます。食べ

るという行為は人間の肉体維持に不可欠

であり、一日2~3食も私たちは食べると

いう行為を繰り返して一生を過ごします。

そして食べるという行為は実にその人の個性

をよく表しその結果が己の肉体として具現化

していきます。

 

「you are what you eat」(あなたはあな

たの食べたものでできている)

という言葉はそのことをよく表しています。

 

自然界の法則を考えれば、肉体を維持する

食べ物は自然の恵みと循環の中で与えられ

たものであり、人はそれを取り入れてエネル

ギーとし、地球社会の中にそのはたらきを

還元するからこそ、健康を維持する意味が

あります。

そのような食の意識を先人たちは食養学と

して示してくれています。

 

 

この根本的な「食の意識」を見直すことで

人本来の在り方について少しずつ学び、

調和意識を体得して行きたい

ものですね。

 

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