またまた訓練時代のお話です。
一般の自転車の後輪にはフリーと呼ばれるパーツが付いています。
そのパーツがあることにより、タイミングを合わせたりする場合や速度が乗ってきた時には足を止めることが出来ます。
しかしピストレーサー(競技用レーサー)は、ペダル・チェーン・後輪が直結のワンセットになっていて足を止めることが出来ません。
ここでは前輪についてはお休みします。後輪に関することのみ触れます。
速度が乗っている場合、後輪が回されます。ということはペダルも強制的に回されます。
ペダルが回されるということは足が回されますので、ピスト運転中は足を常時動かす意識が必要です。
さて、地元の山の上に存在するとある企業の公園道路に、割と直線的な道路があります。
日中の訓練の仕上げに日頃もがきに励んだり、師匠のご協力で誘導練習をしていただくのに都合の良い道路です。(誘導練習とは走行中の自動車の直後にピタリと付くことにより風圧を避けて速度を上げる練習で、自力のみで出せない速度域まで到達可能で、高速に慣れるための訓練です。)
自力ですと調子が良いときは平地時速60kmの所、誘導練習では更に引き上げることができます。
気分が乗っていないと正直怖い訓練でした。ですので、師匠同席での訓練は常にビビリながら行っておりました。
ビビリながら、ヤケクソで取り組んでいた訓練、すごく複雑な気分だったのを思い出しました・・・。
ところで、上記で“足を止めることが出来ません”と表現しましたが、正確に言うと運転中でも実は足を止められます。
誘導練習で一定区間を走行したあとは、徐々に速度を落としてまた再開の繰り返しなのですが・・・
走行中に足をピタッと止めてしまいました。
この夕方の時間では体力もヘトヘト、集中力も散漫になっていました。
ここで問題です。時速70kmで足を止めるとどうなるでしょう。
①後輪がロックして、タイヤのグリップが効いて跳ね上がる。
②ピストレーサーが暴れ馬のようになる。
③かなりの高確率で車体が斜めから横向きになり、転倒落車して鎖骨を折る。擦過傷のオマケ付き。
正解は①②③全部正解です。
ハンドルを思い切り握って耐えたのと早めに足を回し始めたことにより、幸いにも体制を立て直すことができました。
恐怖のロデオ状態はほんの僅かな間でしたが、こういった瞬間の出来事ていうのはかなり長い時間に感じられるものですね。
前方を自動車で走行中の師匠に、ルームミラーから状況をしっかり見られていて
酢豚!おめぇ足止めただろ?!
バッカじゃねぇんか?!
こりゃ鎖骨折ったな、って思ったぞ
といつもの野太い声でおっしゃいました。怒られた感じでもありましたが
心配して下さったようです。感謝。
まぁそんな経験からスポーツ等に取り組む際は、不真面目な態度だったり集中力を欠いた状態だと危険だということを我が子にしっかり伝えたいと思います。
記事の最後は我が子に無理に結びつけるパターン