先週の日曜日に信州飯田に住んでいる次女からメールがあり、車購入するから値引き交渉してくれとのことだ。親としては、娘に頼りにされるほどうれしいことはないので、休みを合わせて付き合うことにした。
そもそも、この次女というのはちょっと変わった娘なのである。幼稚園の頃だったと思うが、母親が子供たちを松川にある『いわさきちひろ』の美術館に連れて行った。そこで母親が次女に本を買い与えたんだが、帰ってきてその本を見ながら、
「おとうさん、いわさきちひろって、ひだりききだったんだね」
次女は『いわさきちひろのアトリエ』というページを開いていた。
びっくりして、「え、なんで?」と聞くと、
「だって、えんぴつが、がようしのひだりにおいてあるよ」
小学校の6年生の時だったと思うが、参観日に行った。担任の先生がちょっと変わった人で、クラスで討論会をやらせるのである。テーマは明治維新。日本は開国すべきだったか、鎖国を続けるべきだったか。
次女は鎖国派のリーダー的立場で、鎖国を続けるべきだったことを、しかも、鎖国が成功したはずだということを、アメリカの南北戦争まで持ち出して、理路整然と論じるのである。父兄から、ため息がもれてた。
中学のとき、百人一首で学校内チャンピオンだった。3人娘に百人一首を教えたのは僕で、家で百人一首のカルタ取りをやったんだが、長女と次女は対抗意識を燃やしていて、最後の2枚になったら必ず次女が上の句の途中で取る。『おぼえてたの?』と聞いたら『いや、意味考えたらこっちじゃん』と平然と答えた。こいつちゃんと歌の意味わかってるんだ!と感心したものです。
松本の進学校に入ったんだが、ほぼ毎日遅刻。当時勤務地が松本だったので、毎日のように車で送っていった。おかげで先生には嫌われて、先生の推薦状がもらえず、大学の推薦入学は、できなかった。
なんとか京都の私立大学に入学。大学時代にはジェフ千葉のサポで、広島まで応援に行っていたらしい。しかし、大学4年生の末、あと10単位とれば卒業というところで、不登校ひきこもりに。そこから脱するのに数年かかった。
なんとかふっきれて、大学は中退。あらためて短大を受験しなおして、栄養士になり、今は保健関係の会社で栄養指導の仕事をしている。
まあ、僕が松本山雅のサポになってしまったのも、元はといえば次女のせいなのである。会社で取引先が松本山雅のチケットをくれるというので、次女のためにもらったんだが、都合が悪くなって、僕が行く羽目になったのである。
本題にはいります。
飯田に住んでいるのに、交渉するのは松本の、幹線道路から離れて、ナビがなければ絶対にたどり着けないような場所にあるディーラーです。次女がどうしてこの店と交渉することにしたのか、ちょっとした謎ですが・・
まずは近くのスーパーで待ち合わせて作戦会議。
車種はダイハツトコットのL SA Ⅲ の 4WD。次女らしい選択です。
娘の最初の交渉では値引き3万円といわれたそうです。ネットで調べると、どうやら オプションいろいろつけて、8万円値引きなら最高というところのようです。任意保険もこのディーラーで入るつもりなので、これは交渉材料に使えるだろうとのこと。作戦としては、本体値引きは3万円でいいが、スタッドレスタイヤをサービスでつけてもらうという線でいくことにした。
店に到着。恰幅の良いおじさんが出迎えてくれました。名刺をもらうとそのディーラーの社長さんでした。誠実そうで信頼できそうな人です。直接ここの社長さんと交渉できるのなら、こちらも最初から本音で条件を言ったほうがよいだろうと判断し、こちらの条件を話しました。社長さん、最初はびっくりしたようですが、条件をのんでくれました。
YOKOHAMAの最高グレードのスタッドレス+アルミホイル(組付け料、ホイルバランスも込み) プラス 本体値引き3万円。
かれこれ名目9万円以上の値引きになりました。
そのかわり、任意保険はここで入るのと、メンテナンスもここでお願いするというのが条件です。新しい顧客が増えれば、長い目で見てディーラーにとってもメリットがあると判断してくれたんだと思います。
次女とはそれからスーパーの駐車場に戻ってサッカー談議に花を咲かせ、滑り出し絶好調の松本山雅の話で盛り上がりました。
3月7日 176931km 走行距離 91km
累計自己走行距離 104193km

