新聞に載っていた、「悩む力」の著者、

東大大学院教授の姜尚中氏の記事が非常によかった。

『人間は生きる意味を考えるときに悩みます。
ゆえに、悩むことは人生の意味を深め、精神を豊かにする。
悩めることは幸せなのです。
恐れず、くじけず、卑屈にならず、
徹底して悩みの中を生き抜く。
「悩む力」にこそ、現代を生きるための重要な柱です。
あらゆる事物への不信感がはびこる時代、
若い魂はデモーニッシュ(悪魔的)なものにからめ捕られてしまう傾向が強くなる。
右か左か、二者択一の極論ではなく、その中間を探ることが大切です。
そこで重要なのが「他者」に対する意識です。
自分だけでなく、他者がどう感じるかを想像する。
ここでも「悩む力」が重要です。
安直な幸福論に寄り掛かるのではなく、
他者と支えあい、踏ん張りながら、キリで穴を開けるように
幸福をつかむことが大切です。
「未来」は不確実なもの。
しかし「過去」は確実であると言い切れます。
未来の幸福は、正しい過去の積み重ねの上にしか築かれない。
ゆえに、「現在」を一生懸命生きることが重要なのです。
刹那的な意味ではなく、誇るべき一瞬一瞬の今を築く。
それを今を生きる人々に期待しています。』
「現在を全力で生きる」-それは、試練の人生を歩み抜いてきた、
彼の実感なのかもしれない。

安直な幸福論に寄り掛かっている人・・・現代に多いですね。
とても危険なこと。
もし本気で人生の幸福を考えるのなら、
パワーストーンとか、パワースポットなんかには興味を示すはずないよね?
真の幸福は棚からぼた餅のごとくは訪れない。
「苦をば苦と悟り・・・」という格言が、私はとても好きです。
姜氏の「悩む力」の本質と共通していると思います。
悩んで、苦しんで、胃潰瘍になって、不眠になって、何が悪い?
人生の中ではとてもとても大切なことだと思います。