ヴィンテージ・ガーデニア | ピナ・コラーダ飲みたい。。

ヴィンテージ・ガーデニア

ジョーマローン・ペーパーバッグ


またまたジョー・マローン 、第2弾です。今回手に入れたのは、10周年を記念して作られたヴィンテージ・ガーデニア、くちなしの香り。


ジョー・マローンはパッケージも本当に素敵。アイボリーのベースにシンプルなフォントベースのロゴ、色は黒だけでとてもシック。紙袋の上に穴が開いていて、リブの織り出してあるリボンを通すようになっているんです。ちょっとしたことなのに、おしゃれです。


箱もすべて統一された雰囲気。上質なテクスチャーの紙箱は手触りもよくて捨てられない…。


ヴィンテージ・ガーデニア


香りは、一言で言うと甘い。チューベローズ(月下香)がベースになっているらしく、それとくちなしが合わさってふんわり粉っぽい甘さのある香りです。かといって人工的な感じがしないのは、さすがジョー・マローン。ガーデニアのフレグランスはともすればむせかえるような濃いものになりがちなところを、うまくフレッシュで上品な香りだちにしていて「技」を感じます。夏の夜、湿気をはらんだ空気の中で香る、白い花を連想してしまいました。


そしてだんだんラストノートはスパイシーな感じが混ざってきます。甘さが少し飛び、エキゾチックなサンダルウッドやカルダモンの香りが立ってきて、さらに私には柑橘系の皮の香り?も感じられました。HP をみるとレイヤリング(ジョー・マローンはさまざまな香りの重ねづけを推奨しています)にグレープフルーツとあったので、まんざら違うというのでもなさそう。


いつもながらのバランスのとれた、素敵な香りにまた出会えて嬉しい。彼女がモロッコのお茶から立ち上る蒸気や、金属の上にあたる光の軸、熟れたベリーや木の香りなどさまざまにインスピレーションを受けた一瞬一瞬を思いながら作ったというだけあって(だいぶ意訳ですが…)どこかなつかしさも感じられる香りだとも思いました。


この夏はこれをヘビーユースしようかな。でもこれって50年代のアメリカの淑女っぽいイメージもあるから、今の私にはちょっと荷が重いかも…でも気分だけはってことで、使わせてもらうか。。。ふさわしい女性になるにはまだまだ修行が足りない私です。