長文問題をすらすら解けるようになりたいですよね。その為に必要なのは、ご存知のように文法知識と単語や表現の知識です。

 

最初はSVOを振るだとかスラッシュを引いてチャンクごとに左の方から訳して行くかと思います。レベルが上がればSVOやスラッシュも必要なくなり、頭の中で日本語に訳さなくてもイメージが浮かぶようになります。これが英語脳です。

 

ですが最初は英語脳はないので、頭の中で訳しながらになります。

 

これは黙読でやるべきなのです。なぜかと言うと文章に不必要な修飾語がついていたりして、そこを飛ばしても質問に答えられる事があるからです。脳内音読していたら全て丁寧に読んで行く事になり時間がかかります。

 

その上、最初は英語脳がないから頭の中で日本語を考えながら読む事になります。

 

□音読の仕方

音声を使う場合は、音声を聞いた時点で、自分の発音記号の間違いに気がつきます。英語には母音が日本語よりたくさんあります。だからあのaではなく別のaだったと気づきます。あるいはsaysをセイズだと思い込んでいたけど音声はセズと言っている、みたいな事に気づく。

 

またアクセントの位置も日本人が思いつかない場所だったりする。抑揚も。そこで修正すると良いです。

 

つまりきちんと音読しようと思えば、やる事はいっぱいあります。ただ機械的に読み上げるなら音読する利点が得られない。

 

それなのに、音読しながら日本語に訳しながら、イメージ浮かべる練習しながら、抑揚やアクセントに気をつけて、場合によっては思い込んでいた間違ったリンキングリダクションの修正もして、なんてやっていたらあまりにもマルチタクス過ぎる。

 

内容を理解する事と、発声練習は分けて考えるべきです。

 

試験では、極端に言うと読み方がわからなくても答えられる事がある。長文問題では長文問題が解けるかどうかにフォーカスすべきです。例えば重要な文法の含まれた例文だけを暗記暗唱して完全に覚えてしまうと言うなら良いけど、重要でない例文まで何度も音読する必要ないです。