娘の中学校に
去年赴任して来た音楽の先生、
吹奏楽部の顧問の先生ですが、
とてもエネルギッシュで
吹奏楽部員は合唱コンクールにも出場する!という
義務を課せられ
吹奏楽の合間を縫って練習に打ち込んで、いや、
娘の場合は打ち込まされて来た、
と言う感じでしょうか;><
なんで合唱までやんなきゃならないのー
なんて、ほざきながらも
満更でもないのか、とりあえず頑張って
本日なんと
”金賞”!! 取っちゃってました!

私も合唱、大好きなので
出番に合わせて会社早退し駆けつけましたら、
これが、まあ、
泣ける歌で。。。。
隣に座っていたママ友と二人、
涙ポロポロ流して聴き入ってしまいました。
さすがに他にはここまで泣いてる人
いなかったので、卒業学年でもないのに、
いや、このママとは感性が近いのだなと
隣で良かった、感動を分かち合えて、
と嬉しくなりました。

その歌は星野富弘さん作詞のものでした。

何が泣けたかって、、、、
温かな旋律にのった、初めて聴く歌詞に聴き入りながら、
明るいハーモニーから、展開部に移ったところです、
「神様、たった一度だけ、この腕を動かしてくださるとしたら」
と、少し熱のこもったテンポに変わった後です。。。
一体、この作詞家さんは何を求めるのだろう?
そう思った瞬間に一瞬の無音、
時が静まり、
またピアノの優しい音色の単音が響き、歌が再開します。
続きの歌詞が。。。。
そう、想像もしなかった言葉が出て来て、
(えーーーーー、そんな、そんな、あまりにも優しすぎる・・・・)
あまりにも、心洗われるような、願いごとに、
もう、心鷲づかみで、涙が溢れ出て来たんです。

詩も素晴らしければ、また曲も何と素晴らしい、
大田桜子さんという作曲家、
心に染み入る旋律とハーモニーでした。
今日はその、詩だけですがご紹介します。


『母の手(ばら・きく・なずな)』

           詩:星野富弘
           曲:大田桜子

  淡い花は母の色をしている
  弱さと悲しみが混じり合った
  温かな母の色をしている

  母の手は菊の花に似ている
  固く握りしめ
  それでいてやわらかな
  母の手は菊の花に似ている

  神様がたった一度だけ
  この腕を動かしてくださるとしたら
  母の肩をたたかせてもらおう
  風に揺れるぺんぺん草の実を見ていたら
  そんな日が
  本当に来るような気がした



合唱って、本当に良いわ〜
もう、心が洗われる。。。
娘のおかげでこんな感動を貰えて
いつもガミガミ言ってばかりで申し訳ないけど
こういうところはホント、
感謝しなくっちゃ!です。