しあ楽1.
途中に
読みきりシリーズとして
★なな潤や
★さと輪のお話が入ったりします
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本編おさらい
→しあ楽293
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294 しあ楽
夢に勝る物は、夢なのかもしれない
湿る髪はそのままで。シーツの上に膝をたて、足首の辺りに君が腰をかけた。同じ毎日で、同じように生きるのに、こんなにも色んな角度から君を見てきた
「 もう何度目なんだろうね、こうして二人で触れ合って。傷付けあったりしても、慰めたり、優しくしても同じ事をしてる。でも何度も新鮮なんだ、ただキスをして苦しく切なくなる場所を二人で探す、たったそれだけ 」
雅紀の言おうとしている事はとても理解出来た。笑う時も、寂しそうな時も、今もこうして髪が湿るだけで鼓動が高なるオレはまだ君に恋をしていた。それは魔法のようで当たり前のようで何度感じても伝えたくて、でも本当の気持ちは半分も上手く言葉に出来ない
「 おへそ、まだピアスの痕。あるかな 」
「 あるよ耳にも、でも今は必要がない。して欲しい? 」
耳に髪をかけ、こちら側とは反対側の頬にそっと手の平で触れると優しげな表情に変わる
「 どっちでも。だって、何をしても翔ちゃんだもん綺麗なままだ 」
雅紀の方がずっと綺麗だって言いかけ、それさえも言葉の不足として積もるのかもしれない。それでも、心に感じた事は全て伝えれば自分の中の君への想いが薄くなりそうで、ただ見つめるだけで黙っていた
耳のうら、輪郭を鼻でなぞり。呼吸を静かに、そっと口内へ含ませた
白い産毛は薄暗い中では見えないのに、舌の感触では柔らかく。それはまるで多肉生物のようで、温かな体液を蓄える。生きている別の生き物のようだった
バスローブの腰紐をキスをしながら解き、痣のある肩に二の腕の匂いを確かめる。同じボディソープなのに、君だけのオリジナルの匂い
この匂いが自分だけの物なら良いのに。願うように背中から背骨の山と谷を親指で、形をなぞり襟足へと細い首筋から指を髪へ地肌へ潜り込ませていた
吐き出す息と、この家の呼吸、そして静かに誰にも聞こえないように。何度も同じリズムで背中から傾斜を付け君を引き寄せてはこめかみから汗が流れていく。声は声ではなく、吐き出す息と肺を満たす背の張り
何度も肩越しからキスをし、バスローブのまま。互いに乱しながら、何度も深く、そして角度を味わい小さな笑顔と眉を苦しげにしては完全では無い名前を呼ばれていた。枕を抱きしめ、最後の強さは誰にも聞かせたくないと口元を塞いで”耳元で囁き膝を、間に入れベッドから壁に溶け込むよう押し付けた
このまま、眠りにつけば。もう二度と起きれないかもしれない、にぶい痺れを感じながらも汗をかいた額や身体を羽織っていたバスローブで拭き取りシャツに着替えさせた
「 寝てて良いよ、後で拭いておくから 」
「 ん・・、でも一緒が良いのに 」
少しだけ待って、そう言いキッチンでタオルを温めてから強く絞り。眠りかけた横顔を汗の場所と、自分が咬んだ場所を拭いて床に落とした
背中に、それはまるでバームクーヘンのようで。子供達に作ったオレのオリジナル、層が厚く、ななの描いた虹のような重なり。今、二人はそんな風に眠り、朝がくれば子供達が起きて同じように重なってからまた眠るかもしれない
「 ずっと一緒にいた・・ ぃ 」
眠くて仕方ないのに、優しい言葉。同じ毛布をかけるとそのままオレもまぶたを閉じて、海の底に沈むかのように眠りについた
・・
・・・・
「 ぁえ、かぁちゃん。どしてぃんの部屋に寝てるんだろねぇ 」
キッチンには輪がテーブルに座り。自分が起きるとそのままシャツの裾を持ち着いて来た。だからホットレモネードを製作中ですけど、ここまでも聞こえるような深い眠り
「 昨夜遅くまでゲームしてたんじゃない?ほら、オレ達先に寝たからたまにわね 」
「 ぇえ!!おぇもしたかったぁ!!ぁんのゲームだぉねぇ~ 」
「 なんだろ、そうだなぁ。幸せになるやつかな 」
スィッチを入れたスピーカーから、ちび二人が起きたのか話し声のような音が聞こえた
「 輪、手伝ってよ汐と廻起きたみたいだから 」
「 ぇえー、ぇもねーどは? 」
おいでと手を広げると、照れながらも嬉しそうに器用に椅子から降りてオレへと抱きつきにくる。ついでにななも起こして、おっさんも起こして、朝食を作って全員そろってから疲労困憊の二人を起こしに行こう。きっとばつの悪い顔をして寝ぐせ全開で起きて来るでしょ
「 行こ、輪。ねぇしりとりしながら行こうか? 」
「 ぉお!!ぃいぉ!ぃん、つぉいんだもん 」
「 じゃあね、しおこんぶ 」
「 しおこんふ?なにそぇ 」
「 さぁ、日本でいつか食べなよ。ふじゃない、ぶだよ 」
階段を上がり始め、すぐにぶた”と返してくるから。短いねぇと笑ってサークルを開いた
「 た・・、たかぁ 」
「 たぇもの 」
「 それ、物の名前じゃないでしょ? 」
「 たこやきー!! 」
声を聞いてきたのか、隣の部屋からななが顔を出していた
「 ぁあ!ぉえも考えてた!同じの、ななもたこやき? 」
「 うん、たこやき。美味しいよね 」
どうやら今夜の夕食が決まったみたいだ、ちびのオムツを替えてオッサンを歩かせ起こしに行く。あと少しだけ寝てて良いよ
この家には、オレが欲しい物ばかりで溢れていた
・・・つづく
改めまして。ちばす
なうでござます
しあ楽デートからここまで
次回から久しぶりに
なな潤書こうかな
どうなってるだろうねぇ
その内。葉菜ちゃんも出てくるかな
今日は家族写真を撮りに行きます
ちびもいとこも
全員で元気な笑顔で
嵐の年賀状
お友達にTVWS見せてもらったけど
今年もあるんだねぇ
ちょっと購入を検討しております
可愛いんだけど
出来れば風景の中に溶け込んだ
スタジオ!!ってはがきじゃなくて
それならいっそカルタみたいにしちゃうとか
どこかの神社でお正月詣りをしてる
嵐メンバーの年賀状とか
いのししレースを5人で楽しんでるとか
そんなのが良かったなぁ
やっぱり櫻葉も良いけど
私は5人が好きだなぁ
雑誌はもう全部追えないけど
財布が軽いので笑
ネットでBAILA頼んだから
早く届かないかなぁ
ちょっと出遅れました
でも、男の子な
マットな葉'◇')相葉さんが楽しみです
では、今日はゆっくり書きましたが
もう一度寝ようとかと思います(何時だろ笑
よき日曜日を
なう
エブリスタさんで
リメイクしながら
【 僕の旦那様 】
更新しています♡
⚫お題小説にも挑戦しています
お題小説 【 逢と郎 】
⚫エブリスタ目次⬇️⬇️⬇️
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