本当にするの?72櫻葉・相櫻小説 )浴衣 | なうのこたつ保管部屋

なうのこたつ保管部屋

大好きな彼らの記憶を残しつつも、趣味な物語や日記、旅行記などを書いてる部屋です♪


【※無断に話や内容転写利用、画像利用はお断りします。別公式小説サイトにてオリジナル名にて上げています】

本当にするの?は
テーマ:とりあえず収納部屋に
入っております♪








本当にするの?72





普段仕事帰りに夕食の店は決めている




そんな、わたくしですけども
今夜は何か目当ての店で買って帰ろうかと



恋人がねオレが待っているのを楽しみに帰って来る




それなら夕食なんかしてて
先に雅紀が部屋に戻った時の落胆はさせたくない




「 ピザか・・
餃子か、もしくは肉か 」



ケイタリングなんて流行りの世界だが



そんなのじゃなくて
その場所に行かないと食べれない物が良い



「 ・・・馴染みの店だよな 」




自分で作れたら本当はそれが一番良い
けれどオレにはそんな技術も無ければアイデアもなく




候補である馴染みの店をアドレスの一覧から眺めていた





「 よしっ、ここにすっか 」



電話を入れ、持ち帰りたいのだがとお願いしてみる



すると流石、馴染みなのか
それともオレだからそうしてくれるのか


電話相手は簡単に了承してくれた
店の外に着いたら他の人間に見られないように電話下さいって



泣かせる
芸能人だけれど一般的に美味い物を好むオレ



だからあまり派手に動けばSNS拡散間違いなく



この気に入った店が一瞬でファンの間で有名になり、二度と近づけない所か



味よりもオレな客に、店側にも申し訳が立たない



それを相手も分かっており、来店すると奥の人見えぬ席へと案内してくれる




電話をし5分ほど待てば作っておいてくれたらしく、紙のタッパーやホイルに包んで持たせてくれた



金を払い大げさなくらい有難くて礼を何度も言った





さてさてさて、ですよ
このままじゃ華が無いと言いますか


お疲れモードなのに
こんな買って来ました!!な状態は萎えるよな



米は炊けるぞ
洗って水とスイッチだ


置いてある場所も聞いている
だから部屋着に着替え、米を三合ほどといでスィッチを入れた



よしよしよし、
我ながらスムーズである



大皿を探し買って来た物を出して
だけど店で食うようには盛り付けは出来ない



あとは小皿とか
色々思い付くかぎりに



そんな時に携帯が点滅してるのに気付き、ロケ先からマネージャーと直帰だという知らせ



今日はオレは作ってませんが
オレが準備した夕食です



なので・・
まぁ、買って来た訳ですけども


出来れば喜んで食べて頂きたい



そこから一時間弱ほどし、家の鍵が開かれる音がした



「 はぁ・・やっと帰れた、翔ちゃーん 」




呼ばれた
何とか買って来ただけなのに


こんな大変とか必死である


だが服を汚しそうでタンクトップにエプロン姿のオレは雅紀を迎えに玄関へ


「 お帰り、飯出来てるぞ 


エプロンも外さず迎えに行くのは
新妻気分では無く


まだ山盛りの皿洗いがあるからで
料理に合わせて入れ直していたら


作ってもないのに満載である


「 エプロンだぁ…
    なんか翔ちゃん奥さんみたい 」


タンクトップにエプロン
どんだけムキムキな新妻なのか


「 汗かいただろ、先に風呂入れば?


スニーカーのかかとを
細い指で外しながら、視線はオレを見たまんま


ずっと見ながら脱ごうとするから
段差につまずき、こけそうになってる


「 おい、聞いてんのか?」


「 エプロン良いね~、風呂後にする
    とりあえず抱きしめさせて 」



アラサーオヤジのエプロンに萌え
抱きしめようとするとか、


オレの恋人は中々マニアックで
もしかして、そのような癖があるのだろうか?


「 え…、いや。
   色々準備してたから汚れてるから」


「 汚れてるんだ~ふふ 


お前、今。絶対に違う妄想しただろ!?


「 飯の準備で汚れてるんだぞ、
               変な笑いをするな」


文句を言うがニコニコ笑い
ジリジリ近付いてくる


「 あの 」


「 ね~汚れついでに、もっと汚れちゃう?」



やっぱ、コイツって
マジで天使な小悪魔


「 あのな、飯してたの
    いま、アバンチュールはしない 」


「 あはは、言われた~。そのような雑事は使用人に任せておけば良いのです  」


そこでやっと抱きしめられ
匂いを嗅がれるとか


「 どこに使用人とか居るんだ 


「 田中! 」


いません、居たらむしろ怖いですから


「 風呂行きます?」

こうなったら騙すしか


「 え!やっぱ一緒に?

「 はいはい御前様はご清潔ですからね 」


ノリに合わせてやる
オレだってリピートする愛視聴者だっつーの


「 はい、翔にお任せ下さい 


「 よし、では任せよう 」


大喜びして
マナブ仕様になってる御前様を


抱きつかれたまま
風呂場へご案内し

服を一気に剥いで喜ぶ隙に
ドアを開け

中へと押し込んだ!


「 あれ!翔!翔はどうした?」

「 ギリ、御前様、一人風呂 」


一人2役である

「 御前様は一人でお風呂に入れるもん、デス」


思わず自分でやってウケ
しばらく出ないように押し問答していると

諦めたのか
シャワーの音が聞こえ始めた









……つづく


貴族探偵遊びとか(笑)


あつい!

すみませんランニング中でございます



なう
今夜は夜会スペシャルだね!



これからゆっくり
オレ鳴やzero
きか飴、他新章を
アップしてゆきます↓
エブリスタ★つむぎ部屋