オレノマ特別(15周年企画♪白いブーケ2.(小説・櫻葉) | なうのこたつ保管部屋

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【※無断に話や内容転写利用、画像利用はお断りします。別公式小説サイトにてオリジナル名にて上げています】

オレノマ初めての方↓
オレノマ1.


前回のお話↓
白いブーケ1.




・・・


白いブーケ2.



あまりに大切すぎて
自分の中へと

大きな鳥かごのように
雅紀を閉じ込めておきたい
切ない想いが・・

心の中に溢れていて

もし・・女なら
左手にプラチナを無理にでも
はめさせてオレの子供を・・

それが可能なのに
オレ達は心の繋がりしかなくて
それでも・・

そばに居たい…と、願う

何度、
諦めようか?
自分に言い聞かせては

あと少し
もう少し先までと
想いを募らせて来た

心は縛れない

雅紀を腕の中に入れながら
あの日、車の中で見た
白いブーケを思い出して

このままじゃ・・
たとえ何の効力がないとしても
形だけでも、自分の物にしたい

瞳を閉じて
笑顔を思い出す














自分の心の奥を
確かめるように・・


これで良いのか?
固定概念を踏み外す・・

勇気があるのかと?

無理をさせた寝顔を見れば
オレの体温に顔をうずめ
幸せそうに・・


「 翔ちゃん・・・ 」


名前を呼んでくれる
・・・一番・・・大切な人


しばらく形の良い耳を
撫でながら・・自分の中で

心を・・繋ぐ



「 ・・・・雅紀・・
決めたよ・・ 」


それから暫くは
自身のスケジュール
雅紀そしてメンバーのことを
優先して調整を重ねる

事務所そして
マネージャーにも
出来るだけ日々の重ねを
尊重して欲しいとテレビ局に
無理を言ったりと

普段では
考えられないような
手段をかけて行く

今日は一気に
メンバーの承諾を得て
詰め込んだ収録に
さすがに疲れたとタバコを吸いに
喫煙所へと逃げ込むオレ


「 翔ちゃん・・ 」

雅紀のやわらかい声


「 ん・・お疲れ様 」

細くて
少しだけ関節がしっかりした
キレイな指がオレの肘をもち

少しだけ引いてくるから
それが、ねだっている行為だと
知ることが出来て

雅紀の手をつなぎ
使われてない楽屋へと
電灯もつけず

そっと連れ込む


「 ・・あと・・
5分しかないよ?」


「 うん・・
抱きしめるだけだから 」


そう言っても
それだけじゃ我慢できないって
雅紀も思ってるでしょ?


指をからめて
細い首、襟足を持って
壁に押さえつけたままで


顔を斜めにして
オレからのキスに夢中になり

可愛い息継ぎに
頬がゆるむ


繋がれた指に
ここに・・オレとの未来を
重ねることが出来たらと
左の薬指を

自分の薬指に合わせて
そっと重ね合わせた


「 もどろっか? 」


「 んっ・・もう少し・・ 」


「 でも・・ っん 」


絡んだ舌が・・
それ以上を期待させるのに
これ以上は無理だと

どこからか
休憩時間を急かす声が聞こえた


・・・
・・・・・・・・・・


それから数日して
なんとか全ての準備が整い


オレ達は15年前と同じように
あの場所へと向う


「 もしもし・・ 」


「 うん・・準備できた? 」


「 大丈夫・・
楽しみだねハワイ 」


「 あぁ・・すごく 」


オレ達は携帯を切ると
背中ごしに振り返る


「 行く?」


「 あぁ・・
行こう一緒に 」


他のメンバーは
先に現地へと入り
雅紀だけが理由をつけて
待っていてくれた

用意された航空券
雅紀と隣の席

ファンに見つからないよう
少し早めの便に乗り込み

ベルトを締め
完全に離陸するまで
互いに手をつなぎ
飛び上がる振動を感じていく

人もまばらな席
死角という事もあり

何か耳打ちをするような
そぶりで

雅紀の耳にキスをしたり
ちょっとだけ舌で舐めたり









ビジネスクラスだから
近くの席はとても静かで・・


やっとベルト着用解除の
ランプが消えてラクになる身体


軽い夜食とコーヒーを
つまみながら

そとの景色をみても
何も見えない


「 雅紀・・ 」


「 なに・・翔ちゃん 」


「 待っててくれて
ありがとうな 」


オレの言葉に
にっこりと微笑むいつもの笑顔


「 ううん
一緒の方が良いじゃん

それに・・
オレも忙しくて寂しかったから」


手を重ねて
指を絡める・・

少しだけ傾けたシートに
互いに毛布をかけて

三列がけの一番角へと
2人で寝る準備


何も言わず
そっと毛布の下で触れようとしたら
雅紀の手がそれを遮った


「 ダメでしょ・・ 」


「 なんでぇ・・
良いじゃん触りたい 」


ハワイだぞ?
普通なら付き合ってんなら
ハネムーンとかもありじゃん

だから少しぐらい
どうせ見えないんだし
毛布を頭までかけたら
本気で嫌がるから

うるせぇって

無理矢理なキスで
声をころす

すっごい動きづらいけど
肌が湿りだすのが分り

それなりに・・
期待してたりする?


「 もう・・汚れたら・・
どうすんの? 」


あ・・でも

結局・・折れてるじゃん
可愛い・・・

とりあえず・・って

我慢をして
小さなキスを毛布に隠れて
何度もし

触るのは我慢って
言われては・・


ダメ・・?って聞く
残念なオレ


あーもっと自由な
体勢ならなぁ

あんなことも
こんなこともし放題なのに

でも・・
今回は少し違う
こうやって甘えてるのは

確かに・・そうだけど
オレの物にしたくて

とっさに・・・


< 辞めない?・・嵐


そう・・自分のオリに・・
入れてしまいたくなった

こいつの笑顔も幸せそうな顔も
全部・・・

オレだけのだったらって
願ったんだ・・


キスをして
首筋に見えない程度に
自分の痕を残して

誰にも障るなとマーキングのつもり

ビクビク・・感じやすくなった身体
オレの手で・・

少しずつ

今までとは違う心地よさを
育てている満足感が
もっと我慢している声を
引き出そうとする


可愛い声も
辛そうな表情も全部が宝物


もうすぐ夜が明ける
幸せにしたい・・してあげたい

こんなに席が
沢山あり空いているにも
かかわらずオレの隣で
小さな寝息をたて

時おり
おでこを肩にすりつけてくる
丸い肩は雅紀には置きにくい
そんな感じで

何度もズリ落ちては
戻ってくるからクスクス笑ってしまい

中々眠れない
だから・・つい着いてからの
スケジュールを

頭の中で確認する
時間のライン・・動き


そして・・2人の未来を
誓うことが・・

どこまで叶えることが出来るか
分らないけれど最善をつくし
メンバーで2人で夢を叶えたい


「 翔・・・ちゃん・・ 」


小さく眠そうな声


「 ん・・眠れない?」


返せば、
ゆっくりな動きながらも
毛布をオレの頭にまで
かけてシャツを引き寄せられて


ちゅ・・と頬やくちびるの端に
キスをくれる


「 ふふ・・もっとしょ?」


オレは一瞬だけ
毛布から顔を出し

確認するけど
眠りに入っている機内では
時々、確認する程度に

誰かがまわってくるだけ

もう一度
毛布の中へともどり

寝ぼけながら待つ
愛しいこの子に

今度はオレからのキス


「 どうして・・
そんなに変わらないの・・? 」


奇跡みたい
ずっと優しくて・・人を想いやる人
オレが人間として尊敬する
この子は・・永遠の宝物だ


「 ・・翔ちゃんも・・
変わらないよ?

でも・・少し丸くなった・・かな 」


「 ブッ・・うっせぇよ・・」


「 ・・オレ・・変わらないよ
翔ちゃんがハゲても・・変わらないから 」


「 ハゲとか言うなや
微妙に生々しいわ 」


毛布の中で
2人きり何も変わらない心と心


こんなにも一緒が幸せなんて
想える相手はすぐ側にいたのに
遠回りをして見つけた人


雅紀・・・
あの時間へもう一度


オレ達が始まった
そう・・あの場所まで

今度は2人の未来を
誓いに行こう?・・・


夢は形になるからこそ
目指す力が沸いてくるんだ


だから・・
あの場所で永遠を
一緒に・・・

………

……………


そして…オレ達は、
思い出の地に降り立ち

15年の月日を
ワインレッドの衣装を
まとう


気持ちは一つ

深呼吸を大きくし
息を吸い込んでから
漆黒の機内へと
乗り込み

夕方前の空を
五人で見つめ

約束のステージへと
空を舞った





・・・つづく



こんばんわ
ブーケ何回

書けるかな
できたら

甘いのをたくさん入れたいな
今日はおでかけしてて

旅行先です
きっと帰りのバスかな?

今日は大切な友達に
会いに行きます

なうは基本フリーです
とちゅうで何度も
一緒に過ごす友達が
いたらなぁって悩んだことも
あったけど

どこに行っても
迎えてくれるお友達がいる
その人たちにも会いたい
そうなると・・

一緒にいる人に
迷惑がかかる可能性が
出ると・・想うと
この形が向いてるんだと想う

今までの大切な友達
これから出逢う

大切なひと
輪が広がって
なうの場合はあまり
ひとつにはならないけど

それでも
その間を嵐くんが
繋いでくれる

無理な付き合いはしない
会いたい人にだけ
会う・・

リアも自分でいうのも
なんだけど

頑張ってる
夢の時間だけは
好きなひとと

一緒にいたい
ウロチョロしてますが
どうかこれからも
よろしくるです


みんなも
嵐くんも

良い夢が
みれますように

なう


・・・

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参加しております


良ければ
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【 杉の根元に住む者は  】



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