ペルー 大統領とスポーツ | 南米ペルー在住、ピルセンの「ペルー雑感」

ペルー 大統領とスポーツ

ペルー 大統領とスポーツ

 

クチンスキ大統領の政権が昨年2016年7月に発足し6カ月経過した。世論調査での大統領支持率は発足当初より10%以上下落した。まあ、珍しいことではない。選挙公約がそろそろ具体的な成果として大衆の眼の前にでてこないと、更に支持率は落ち込むだろう。

 

大統領は1938年10月生まれで、80歳近い。ラテンアメリカ諸国の大統領としては老年といえる。すでに退任したウルグアイの大統領ホセ・ムヒカは1935年5月生まれだから80歳を超えている。

 

クチンスキが大統領になって老齢だから体力的に大丈夫だろうとかと言われたこともあった。もっともメディアは疲れた様子の大統領の姿を「わざと」報道しないから、元気そうにみえる。地方視察もする。

 

昨年8月 ちょうど リオのオリンピックが始まる頃、発足したばかりの新政権は大統領府の前庭(一般人が中を観ることができる)で、アスレチックの体操を大統領、首相、閣僚を集めてやった。スポーツは若者にとっても大事なことだし、おおいに奨励するべきというわけだ。毎週1回やるなんて言っていたけど、半年経過して、閣僚も多忙なのか、公開でやらなくなった。非公開でもやっていないだろう。難問山積みで、今、公開すれば、「やるべきことをやれ」なんて叱咤が国民から飛んでくるだろう。

 

最初に公開された時、それぞれの閣僚が着用しているスポーツウエアにブランドのロゴが入っており、企業の宣伝をしているなんて批判も受けた。

 

何もすることないから、身体を動かすのでなく、時間を割いて、ジムに行ったり、ジョギングするには、精神的余裕も必要だろうし、それなりの金も、そして環境も必要なんだろう。

 

(大統領、首相、閣僚 名前と顔が一致すればかなりのペルー通、女性閣僚もいるよ)

 

https://www.youtube.com/watch?v=-wt6OZ0xlkk&t=15s