ペルー タクシーメーターはないけれど | 南米ペルー在住、ピルセンの「ペルー雑感」

ペルー タクシーメーターはないけれど

タクシーメーターはないけれど

値段がわからん(提示されていない)商品なんてあり得ないのは日本の常識だろう。外国旅行のガイドブックでは、値段がついていない商品は、「値切るように」とわざわざ指南してくれているものさえある。だから、相場も知らずに闇雲の値切る人がいる。相手も値切られるのがわかっているから、わざと高い値段を設定して、値引きすることさえある。

ペルーのタクシー(一般の流しのタクシー)には料金メーターがついていない。料金は運転手と客になろうとしている人が話し合いで決める。話し合いをするには言葉が必要だ。そして「相場」を知っていること。これから自分が行こうとする目的地がどの辺にあるかを知っていなければならない。これらのひとつでも欠けていると、不安でとても乗れたものではない。それは外国人であったり、地方からリマに出てきた人だったりする。運転手には、良い人もいるし悪い人もいる。ぼったくるドライバーもいるし、最悪強盗まがいの者もいる。親切なドライバーも少なくない。しかし、誰に当たるかわからない。

しかし不便な点ばかりではない。