デヴィッド・リーン監督による、206分の大作。
インターミッションがなければ鑑賞を断念せざるを得ないところでした。
英国に支配され、蜂起を繰り返すアイルランドにある、太平洋岸の寒村キラリー。
パブを営むライアンの娘ロージーの日傘が、崖から下に落ちて行く。
ボートからその傘を拾い上げロージーに渡す、身障者のマイケル。
この冒頭のシーンに、監督の思いが詰まっていたことをようやく理解することが出来ました。
この後負傷した英国人少佐との不倫の恋に堕ちるロージー。
村人たちの冷たい仕打ちを受け、彼女の人生は急転していく…。
マイケルを演じたJ・ミルズがアカデミー賞助演男優賞を受賞していますが、あまりにも自然な演技が見事です。
アイルランドの大自然が強烈な印象となって残る映画であり、ロケ地となった、ディングル半島の海岸線を思い出しました

