競馬中継が死んだ日 | 夢の彼方に

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2011年1月9日午後3時、日本の競馬界に衝撃が走った。

フジテレビの競馬中継が、エロ親父を対象にした深夜版低俗番組に成り下がった。

大川慶次郎氏、大島輝久氏そして寺山修司による嘆きの声が聞こえる。

フジテレビの方針か。

JRAの押し付けか。

誰が発注したにしても、サラブレッドの血統に国境が無いことを完全に忘れている。

イギリスのホースマンがこの番組を見たら、人間扱いされていない日本人に対する評価が更に下がるだろう。



難しく考える必要はない。

テンポイントvsトウショウボーイ、独走するマルゼンスキーそして伝説と化したSecretariatのレースを、ただただ、ひたすら放送するだけで、競馬ファンは増えるに違いない。

競馬が持つ最大の魅力は、名馬による異次元の強さを見せつけることに他ならない。

Secretariatのベルモントステークスを見て、なんだこれは!と感じない人間はいないだろう。

止まった馬が再び後続を引きちぎる、マルゼンスキーの日本短波賞を見て、驚きの声を上げない者はいないだろう。

視聴率さえ上がれば、番組の内容など、どうでもいいのか?

レースクイーンオブザイヤーを出せばそれでいいのか?


制作者の意識レベルの低さに、情けなくて涙が出る。



「洗練」という言葉が好きだ。

サラブレッドの姿は、「洗練」そのものだ。


今夜の天然フグも、「洗練」された味だった。



競馬中継も、「洗練」されたものでなければならないのだ。