面白いところを一つずつ解説していく。

 

・発動機又はプロペラは、これらが故障した時に回転を継続することによって火災の発生や、重大な構造上の破壊の危険が増大する恐れがあるときは、乗組員が発動機の回転を停止又は安全な回転数まで減少させることができなければならない。

→これ、裏返すとパイロットは発動機故障が起こった時に、発動機の運転を継続するか、止めるか、減少させるかを判断できないといけないってことだからね。

 

・発動機は予想される運用状態内の各高度において、再起動することができるものでなくてはならない。

→これは機能としていつでも再起動できるようにねってこと。実際離陸後の500ftとかでエンジンフェイルしたら再起動なんてしないで非常着陸ね。

 

・プロペラの振動応力が安全な値であること。

→このためにC172では何がされているだろうか。

 

・冷却系統は予想される最高大気温度までの各温度において、安全に運用できるように動力装置の温度を維持しなくてはならない。

→C172の許容温度は?

冷却系統の特徴は?

 

・動力装置のうち、発火源が可燃性物質と接近しているために火災の発生の恐れが特に大きいところ(防火区域)は、火災伝搬経路を考慮して防火壁を作らなければならない。下の記事に防火壁がなぜここにあるのかが書いてある。

 

 

 

・可燃性流体系統(燃料系統のことね)には防火区域内で火災が発生した際に当該区域への可燃性流体の流入を閉止できる装置を備えなければならない。

→fuel shut off valveとかfuel selectorのことだね。

 

・防火区域内には火災探知機を備えなければならない。

→C172にある?

 

・防火区域には消火系統を備えなければならない。ただし、隔離の程度、燃焼物の量、構造の耐火性その他によって、発生した火災が飛行を危険にさらさないならつけなくても良い。

→C172は?