Fuel shutoff valveはこの位置にないといけない理由はわかりますか?

補助電動ポンプとエンジン駆動ポンプの間にあります。

 

Fuel shut off valveって燃料を止めるためのものですよね?

エンジンドリブンポンプってクランクシャフトが回っていると勝手に動いちゃうんですよね?

 

パワーアイドルにしてもプロペラが風の抵抗で勝手に回ってしまうことはよくあります。

そうするともちろんクランクシャフトも回ります。

ってことはエンジンドリブンポンプも作動しまう。

ってことはポンプの前後で圧力差が生まれます。

 

ってことは燃料がどんどん流れていきます。

仮にengine driven pumpより後にfuel shutoff valveがあったとしましょう。

 

そうすると少なくともエンジンドリブンポンプまでは燃料がたくさん引っ張られてきちゃうよね、、んでしかもfile shutoff valveの手前でいっぱいになったらどっかしらから漏れる。

Fuel shutoff valve使う時なんてそもそも燃料はなるべく引っ張ってきたくないよね。

 

じゃあエンジンドリブンポンプより手前にshutoff valveを位置させたらどうだろう?

 

 

エンジンドリブンポンプにそもそも燃料が行かないからいっぱい溜まって漏れることもないよね。

Electrical pumpはスイッチ切っちゃえば動かないから大丈夫。

以上の理由で二つのポンプの間にあるんだよ。

 

で、さらにfuel shutoff valveとengine driven pumpの間には防火壁がある。正確にはshutoff

Valve→防火壁→ストレーナー→engine driven pumpの順。

 

Shutoff valveを閉めたとしても、shutoff valeとengine pumpの間の管にある燃料がエンジンのほうに流れていくのは止められないよね。

逆を言えばエンジン火災が起こった時にshutoff valveを閉めてもshutoff valveのすぐ後までは火がくる可能性があるんだ。

 

だからこの位置に防火壁なんだよ。