ここでは重要なとこだけ言及します。
航空機の性能に関する大雑把な内容が書かれています。
・航空機の性能は静穏標準大気状態において操縦に特別な技術又は過度の注意力を要することなく、2−2の規定に適合するものでなくてはならない。
訓練やってるとうまくいかなくて、特別な技術必要だろ!とか過度の注意力必要だわ!って思うことあるけどね、、笑
2−2っていうのはこの『性能』の部分のことね。
静穏標準大気状態っていうのは乱気流とかがない穏やかな大気ってことだと思う。明確な定義はわからない。
気象学的に静穏というと平均風速が0.2m/s以下の場合に、風は静穏という。
又は逆転層がある時とかに、大気安定静穏、とかいうね。
標準大気状態というと、海面上の気温15.0℃,気温減率100mにつき0.65℃,11km以高では気温一定で−56.5℃,海面上の気圧1013.25hPa,重力加速度980cm/sec2,海面上の空気密度1.2249kg/m3などと定める。
ただ静穏も標準大気状態もこの定義を使うと意味わかんないよね。風が0.2m/sの時なんて稀だし、逆転層も一般的な待機時の状態じゃない。
それに標準大気状態の状態に実際の大気がなることなんてまずない。
だから耐空性審査要領性で言われている静穏と標準大気っていうのはざっくり、乱気流とかない穏やかな状態っていう大雑把な意味なんだと思う。
・もう一個重要なのが上昇性能ね。
航空機は、安全上必要な最低限度以上の上昇性のうを有するものでなくてはならない。
と書いてある。ここでは具体的な上昇性能は書いてない。
実は必要な上昇性能は航空機のカテゴリーごとで違う。N類とT類でも違う。
だから全体の話をしている Ⅰ 部の中では書いてないんだ。
ただ、それぞれの部分には書いてあるよ。
飛行機普通Nは飛行機普通Nのページに書いてある。
又別の記事で説明するね。