こんばんは、龍司です![]()
最近の六本木では、SEXYな広告
も目立ってますが(笑、
↑この「新」という文字も目立ってます^^
↑これは、
3月3日の記事 の後半で紹介した「国立新美術館」 のシンボルマーク☆
さすが、可士和さん!
という感じの特徴あるデザインですね^^
彼が このシンボルマークを生み出した経緯に関して、、
先日 発売された著書、「佐藤可士和の超整理術 」という本に書かれてまして、
※以下、引用
この新美術館がオープンするにあたって、
シンボルマークの作成を指名コンペ形式で依頼されました。
情報を確固たる視点のもとに整理して、ビジョンを見つけ出し、
構造を組み立ててからデザインする・・・・・・。
プロセスはいつもどおりなのですが、
トントン拍子に進むというわけにはいきませんでした。
肝心の視点を見つけるのが、すごく難しかったのです。
~
活動内容が豊富ではありますが、
結局どういう美術館かと尋ねられると、突出した特徴に欠ける。
こうしたあいまいな状況から視点を見出すのは、
相当大変だと思いました。
クライアント側も、同様の危惧を抱いていたようです。
「新しい試みだけに理解してもらいにくいだろうから、
世の中に対して強いメッセージを放ってほしい」と言われました。
~
ここまで考えてみたところで、別の情報に目を移してみました。
「国内最大級の展示スペース」とはどうか。
やはり、いままでにないことであり、
規模が桁外れということで逸脱しています。
さらに、活動内容に目を移すと、
「公募展あり、企画展あり、共催展あり、アートセンター的活動もあり」。
従来の国立美術館では考えられないほど、広範囲の内容です。
これらを考え合わせると、
ふっと“新しい”というキーワードが浮かび上がりました。
どの要素も、いままでにないことです。
これを“新しい”という視点でプラスに転化すれば、
スムーズに整理しなおせるのではないか。
この視点が見つかった瞬間に、
すべての要素がすらすらと置き換えられました。
“新しい”という言葉でソートすると、
いちばんマイナスだったものがプラスの先頭になったのです。
コレクションをもたないということは、既存の枠組みにとらわれず、
美術館の新しいあり方を提示する姿勢としてアピールすればいい。
そのほかの要素も、
すべて“新しい”試みの一環として提示できるものばかりです。
「これはいける!」と思わず奮い立ちました。
こうやって視点を見つけるプロセスは、
どこか暗号解読に似ています。
全く異なる要素をさまざまな視点からアプローチして解読していくと、
最後に「新しい」という暗号が浮かび上がってきた。
「ダヴィンチコード」 のような感覚です。
ひねり出すのではなく、読み解くという感じがぴったり。
気付かなかっただけで、最初からヒントは目の前に転がっていたのです。
さて、 “新しい”という視点が見つかってからは、
ここの情報からさらに引いた視点で、美術館全体を見つめなおしてみました。
すると、名称である「国立新美術館」の中にも、“新”という文字がある。
最初から、名前のなかにモチーフが潜んでいたのです。
これですべてが、カチリと噛み合いました。
~
シンボルマークには「新」の文字を使おう。
美術館のビジョンをビジュアルとして端的に表現するには
これしかないと思いました。
~
実際にデザインをする段階では、
ビジョンから派生した"オープン”をキーワードとしました。
アートセンターとしての役割を果たす場ですから、
情報が集まるだけではなく、活発に行きかう場所であってほしい。
そうした"開かれた場”であることを、マークにも込めたいと思いました。
そこで、“新”という文字を構成するすべての線や角の閉じた部分をなくし、
エレメントが開かれているオリジナル書体を作りました。
(引用、以上)
「国立新美術館」
というクライアントの中に眠る優れた性質を
見事に引き出し、突出した特徴を生み出していく可士和さんは、
まるで手術を成功させるお医者さんのようですね!
現代は多くの情報が溢れる「情報過剰時代」、、
多くの企業のメッセージ、多くの広告・・・
その中で人々に注目され、関心を持っていただくのは大変な時代。。
ほとんどのメッセージや広告は心に届きません。。
でも、国立新美術館のように突出した特徴を打ち出しているデザインには、
やはり注目しますし、メッセージも伝わってきます。
心に届くデザイン☆
デザインが単に派手で目立つだけでなく、
デザインが、そのブランドの内面的な特徴、ビジョンを
上手く表現できていることも重要なのでしょう^^
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