live こんばんは、龍司です。16日に「ライブドアの公衆無線LANサービス 」に関してお話しましたが、本日は その「続編」です。

 20日の日経流通新聞にも記事が掲載されていましたが、「ライブドアの公衆無線LANサービス 」に関して注目したいのは、どこでも・安く・安定した通信ができるということ以上に、公衆無線LANサービス網を使った電話サービスでしょう。ある程度詳しい方は御存知でしょうけれども、インターネットプロトコル(IP)と呼ばれるインターネットの通信方式を使えば、音声とデータを区別なく扱うことができます。そのため、これを利用すれば通常の電話よりも各段に安く電話が利用できるのです。(IP電話) 「ライブドアの公衆無線LANサービス 」が全国に展開すれば、現行の携帯電話のように活用できます。私は現状、(みなさんもそうでしょうけれど)携帯電話には非常に高い金額がかかっております。月数万円・・・・。この高い携帯電話の価格を破壊できる可能性を秘めているわけですね。


 また、ライブドアはパソコンを使って電話をかけられるソフト(Skype)を持っていますので、これもあわせて活用すればSkypeを持った方同士では通話は無料にできてしまうわけで、移動中でも無料で携帯電話ができてしまうことになります。


 もちろん、前回の記事に御指摘のコメントもいただいたとおり、これが完全に実現するためには障壁も多いでしょう。 今回、ライブドアは東京電力系のパワードコムと提携しましたが、全国展開するためには地方の電力事業者と提携し、しかも地域ごとのサービスの相互乗り入れが必要であり そう簡単には進まないことも予測されます。しかし、私はこの可能性に大いに期待したいのです。「電話で話す音声よりもはるかに大きな量のデータのやりとりが非常に安くできるようになっている時代に、音声通話だけ何故 これほど高いのか」、 日頃から疑問に思ってきましたし、もどかしさを感じてきたからです。何故、「音声」だけを特別扱いしなければならないのか・・・・みんなで高い通話料をかけて、NTT docomoさんの社員に高い給料を支払っているようなものですね。


著者: 堀江 貴文
タイトル: ホリエモンの新資本主義! お金持ち三択ドリル

PS


音声データについて考えると・・・


▼この本を思い出します

ジャック・デリダの「声と現象

私は学生の頃に読んだのですが、声=音声、現象=データというふうにとらえて読んでみると興味深いものがあります。。。