一昨日、NETWORK (ネットワーク)に関してお話しましたが、
本日はその第二段です。
最近、中国・韓国での反日感情の高まりを伝える映像がTVで頻繁に放送されています。
しかし、こうした映像を見てアツくなり、中国・韓国に怒るのは危険だと感じます。
大前研一氏が「 地域国家論―新しい繁栄を求めて 」の中で述べていますが、
「主権国家 Nation State」という概念は150年くらいの歴史しかないものです。
「工業化社会」が形成されてきたのと共に、
「国境」を定めて「テリトリー」という概念を重視するようになったのです。
最近では「当たり前」だと思っている「国家」という概念そのものが、
「当たり前」のものではなく、発展途上期に作られた一時的なものなのです。
グローバル経済の発展と共に、「デジタル革命」(情報技術革命)は「国境線」を軽々と超えています。
情報が国境を跨ぐことによって、ソ連が崩壊し、ベルリンの壁が崩壊したように、
情報は私達にとって非常に重要なものです。
世界が発展途上の段階では、情報を国家がすべて吸収して情報操作、世論操作を行ってきましたが、
今 先進国では個人が情報を武器として使うことができる時代です。
今日のグローバル経済のもとでは、一国だけで生きていくことなど不可能です。
私達が当たり前のように使っている日用品でさえ、日本だけで作れるものではなく、
世界中で作られたものによって成り立っているのです。
私達は、NETWORKの中で成り立っているのです。
国家という単位で物事を見て他国を軽蔑し攻撃することは、
自分自身を攻撃していることを意味してしまう時代なのです。
大前研一氏的にいえば、私たちは「世界市民」だといえるでしょう。
私の“家”は、自宅のある行政区内の家などではなく、
たとえばRolling Stonesの中にあるのだと思います。
どこにも所属せず、転がり続ける石ころ達・・・・
私は偏見にとらわれず、視点を常にそこに持っていたいと思っています。
※BGMはYMO 「behind the mask」
- アーティスト: イエロー・マジック・オーケストラ
- タイトル: Solid State Survivor