ライブドアに株式の50%超を取得されたニッポン放送の亀渕社長が、
任期が満了する6月下旬で退任する方向となったようです。
(天井邦夫副社長も同時に退任予定)
ライブドアは、取締役の過半数をニッポン放送に送り込む「株主提案」を
作成中で、6月下旬の株主総会で経営権を確立するでしょう。
ニッポン放送 亀渕社長らは、
ライブドアによる買収を防衛できなかった責任を取る形での引責辞任。
堤義明氏が作り上げた西武王国でさえ解体されてしまう時代。
一時は世界一のお金持ちと呼ばれた堤氏は、
日本の相続税や所得税、法人税のもとで資産を維持するために、
日本伝統のあいまいさや政治家との付き合いや利権などを駆使してきました。
しかし、「金融ビッグバン」以降、
日本独自のこの慣習は維持できなくなってきています。
アメリカ流のグローバルな社会では、どれだけの金融機関からの債務があって、
それは十分に担保されているのか、実際の資産状況はどうなっているのか、等を
明らかにされるのです。
そして、今、第二のビッグバンといわれる「郵政民営化」が迫っており、
日本独自の利権構造はいっそう維持が難しくなるでしょう。
「株式会社」は、そもそも流動的なものであり、
創業者や社長が自己の所有物として持ち続けるものとは限らないものです。
企業買収も、特に来年から活発化するでしょう。
逆の視点から見れば、チャンスですよね。
平等に競争できる時代。地位や権力が無くても、
「お金」という基準の下で効果を出せれば、
価値の高いものでも手に入る可能性があるわけですから。
