第三の波

1980年に刊行されベストセラーとなった第三の波 において、

アルビン・トフラーは、

世界中で起きつつある大きな社会構造の変化を6つ指摘しています。

1.規格化の原則は、「多様化」へと向かう。
2.専門化の原則は、「一般化」へと向かう。
3.同時化の原則は、「適時化」へと向かう。
4.集中化の原則は、「分散化」へと向かう。
5.極大化の原則は、「適正規模化」へと向かう。
6.中央集権の原則は、「分権化」へと向かう。

これは、政治、産業、情報体系、国家、メディア、

エネルギー、家庭、教育、労働から個人のライフスタイルにいたるまで、

ありとあらゆる分野に影響を及ぼす大きな時代の変化である、

とトフラーは指摘しました。

「「第三の波 」」発表から20年以上が過ぎ、

様々な分野で、トフラーの予言が現実となりつつあります。

もっとも身近なところでは、

「インターネット」の普及があげられるでしょう。

「テレビ、ラジオ、新聞、雑誌」という「極大化したメディアが、

「専門家」の手によって「集中」「規格化」した情報を

「中央集権的」手法で「同時」に発信するというのが、

これまでの情報流通のあり方でした。

ところが、「インターネット」でやり取りされる情報は、

これとはまったく正反対。

「一般」の人が、きわめて「多様」な情報を、

「分散的」「適時的」かつ「適正規模」で交換する

という「分権的」構造です。

5万品目もの商品を揃えるスーパーマーケットを押さえて、

3千品目だけを並べるコンビニエンスストアが、

小売業の主役となりつつあります。

セブンイレブンの年間売上がダイエーを抜いたのは象徴的なできごとです。

SOHOの流行は、少しずつ広がってゆくでしょう。

SOHOとは、「スモール・オフィス・ホーム・オフィス」の略で、

自宅を仕事場として働くライフスタイル。

通信手段の発達により、通勤から解放される人の数は

一層増えると見られます。

皆が「同時」に会社へ「集中」して働く必要性は、

相対的に低くなりつつあります。
 
彼は、プロシューマーの到来を予告していました。

プロデュースとコンシュームを組み合わせた合成語で、消費者ならぬ創費者


最近、この現象が顕著になっていないでしょうか。

ネットラジオを放送する個人もプロシューマーだと思います。


星参考書籍:アルビン・トフラー著 「第三の波