ライブドア社は、「フジテレビジョン買収」に向けて、
レバレッジド・バイアウト(LBO)と呼ばれる手法を使って、
3000億円の資金調達を検討していることが17日分かりました。
Leveraged buy-out・・・
LBOは80年代に米国で発達した手法で、
3000億円にものぼる調達が実現すると
日本では過去最大級のものとなります。
ライブドアはこの資金で、フジ株の過半数の取得をめざす見通し。
ニッポン放送の経営権取得にめどをつけ、
次はフジサンケイグループの中核企業の掌握を狙うモードに突入ですね。
自己資金の少ないライブドアが、
買収しようとする(資産の多い)フジテレビの資産や
キャッシュフローを担保にして、
金融機関(外資系ファンド)から買収資金を借り入れを受け、
フジテレビを買収しようという図式が成り立っています。
「小さな力」(少ない自己資金)で、
「大きな力」(多額の資金)を生むことから、
てこ(レバレッジ)という言葉で表現されます。
買収対象企業に多額の借金をさせる形になるため、
対象企業の経営には負荷がかかる上、
倒産した場合には巨額の損失を負うという形です。
現在、世界的な金余り現象が起きていて、
外資系ファンドが集めた資金がライブドアに流れ込めば、
「小さな力」はてこを使って「大きな力」を生む可能性はあるでしょう。
現在、日本の広告費は、
民放キー局5社だけで独占して分け合って守っている状態にあります。
てこを使って、これらの「既存メディア」という守られた資産を開放させ、
メディア業界の規制緩和を進め、
たとえば「インターネットメディア」にも可能性を開く突破口を作りたいですね。