来年度の税制改正大綱がようやく決定した。


政府は自信作と強がっているが。


まったくの愚作というか、救いようがないところまで落ちたという印象だ。


$人生楽しく!


根拠と個人的な意見を述べる。



①控除に所得制限を設けるべきではない

控除とはサラリーマンに認められた領収書のいらない経費計上である。
そこに所得制限があったら著しく不公平を生む温床である。
例えば全く同じ家族構成で。
同僚より年収が1万円多かったために。
所得制限に引っかかり、手取りが年収で10万円以上少なくなるといった事例も出て来るだろう。
全く馬鹿げている。
こんな事がまかり通る税制では、正直やってられない。


②高額所得者に一方的に負担を強いるべきではない
$人生楽しく!

消費や経済成長の足を引っ張るだけである。
努力した人やリスクを取って高収入になろうという競争意識も薄れてしまう。
増税でむしり取るかわりに、同額を消費や国内旅行に使えば。
所得税は増えないが。
逆に法人税や消費税は増えるし、雇用も確保され経済がまわる。
税収でははるかに及ばないが、その他でプラスの効果がある。

かわりに消費税を大幅に上げるべきである。
個人的には20%くらいまで引き上げて。(30兆円の増税)
代わりに、所得税を大幅減税する。
給料から税を天引きされるより。
買い物などで払う消費税は不思議と抵抗が少ない。
むしり取られた、と感じにくい。
買い物で欲しい物が得られた、という満足感がある為だろう。

低所得者に不利という意見もあるが。
2割の国民が8割の税を負担しているという、税負担格差の是正も必要だ。
消費税は所得が補足されにくい自営業者と、サラリーマンとの税負担の格差も是正出来る。



③相続税のさらなる増税
今回も増税されるようだが。
生温い。
増税するのは現金資産のみとし。
不動産や有価証券などはむしろ減税(評価減)する。

そうすれば、資産を現金から不動産や、株式、国債などにまわすようになる。
高齢者がキャッシュを溜め込むのは、経済成長から考えるとマイナス。
日本人は保険が大好きである。
高額な生命保険にお金を掛ける流れを、税制で断ち切ってもよいだろう。


④健康税の新設
健康に悪いとされる物に税をかける。
その税収は、医療費にのみ使う。
タバコ税も健康税に変えて、増税する。
増税する代わりに、税収は医療費のみに使う。
(国鉄の借金返済などには一切使用させない)

そして、一定以上の食塩や油(コレステロール)、カロリーが含まれている食品などにも健康税を課税する。
過度の食塩は高血圧に、コレステロールは動脈硬化に繋がる。
潜在的に、健康を脅かす(医療費がかかる)ものはタバコだけではない。
しかし、タバコだけを取り上げるから不公平感や不満がでるのである。
この際、全てに税金を掛ければ不公平感は和らぐ。
環境税が創設されるのだから、健康税があっても良いのでは。



このように、公平な税制などという理念は吹っ飛び。


将来の国家の展望や方針もない。


取りやすい所から(選挙の票に影響しない)むしり取る。


そしてなんとか帳尻を合わせたという滅茶苦茶税制だ。


万一こんな法案が通って、実行されたらえらい事だ。




まあ、公平な税制などは実は元から存在しない。


本音を言えば誰も税金などは払いたくない。


でも誰かが払わなければならない。


では誰が払うか?


そう、弱い立場の者(権力がない、文句を言わない・言えない者)ですよ。


ところで宗教法人の利益は非課税(全く税がかからない)。


某政党のお陰で??・・・


これが公平と言えるのか?