最低高度、画面表示せず=管制官、小回りでの誘導意図—旭川のANK機異常接近
全日空系のエアーニッポン(ANK)機が管制官の誤った指示により北海道・旭川空港付近の大雪山系で地表に異常接近した問題で、担当した札幌航空交通管制部の管制官が当時、管制レーダーの画面上に最低誘導高度を表示させていなかったことが分かった。
大雪山系上空では通常、高度を下げず、大回りして旋回させるが、管制官は最低誘導高度の半分まで下げ、より小さい半径で旋回させようとしていたという。
2000メートル級の山が連なる大雪山系上空の最低誘導高度は約3000メートルだったが、男性管制官は山より低い約1500メートルへの下降をANK機に指示した。
レーダー画面上には必要に応じて最低高度を表示できるが、このときは表示していなかった。画面の情報量が多くなるため、慣れた空域ではあまり表示しないという。
日航機ニアミス事故で管制官の有罪確定へ 最高裁が上告棄却
静岡県焼津市付近の上空で平成13年1月、日航機同士がニアミスし、乗客57人が重軽傷を負った事故で、便名を言い間違えて誘導を誤指示したことで事故を起こしたとして、業務上過失傷害罪に問われた管制官の被告の上告審で、最高裁第1小法廷(宮川光治裁判長)は、両被告側の上告を棄却する決定をした。
最近発生した、航空管制がらみの事故。
意外に知られていないが、彼ら管制官は国家公務員である。
24時間の交代勤務。
(空港がクローズしている時間も上空には多数の飛行機が飛んでいる)
多くの人命を預かる、重大な責任のある職務。
国家資格を保持しているから、事故があれば業務上過失に問われる。
全国転勤もあり、慣れない空域での仕事をまたイチから始めないとならない。
そのくせ、給料はパイロットなどに比べると超格安。
公務員の基本給+能力給(資格手当)6%の加算のみ。
(40歳モデルの月給30万円なら1万8000円のみ!)
人命に関わらず、書類にハンコを押して17時にオフになる国家公務員よりも。
たった1万8000円の加算・・・
やってられないでしょ。
アメリカでは航空管制の事故があった場合、正直に申告し、原因究明・再発防止に協力した場合。
刑事訴追は免責されるという。
(医療事故と一緒)
おまけに給料も社会的地位も高い。
羽田に新しい滑走路も出来、成田も発着数が大幅に増加する。
一方関西は、伊丹に関空、神戸と狭いエリアに空港がひしめき合う。
これから航空管制が安全運航のために、ますます重要になって来る。
こんな現状で、日本の管制は大丈夫か?
管制の仕事も、そしてその仕事をする人達も。
もっと守らなければならないのではないか。
と考えさせられる事故だと思う。
空港行政にしても、国の支配下にあると本当にろくな事がないなあ~
イギリスみたいに航空管制を民間会社にやらせればもっといいのかも。
全日空系のエアーニッポン(ANK)機が管制官の誤った指示により北海道・旭川空港付近の大雪山系で地表に異常接近した問題で、担当した札幌航空交通管制部の管制官が当時、管制レーダーの画面上に最低誘導高度を表示させていなかったことが分かった。
大雪山系上空では通常、高度を下げず、大回りして旋回させるが、管制官は最低誘導高度の半分まで下げ、より小さい半径で旋回させようとしていたという。
2000メートル級の山が連なる大雪山系上空の最低誘導高度は約3000メートルだったが、男性管制官は山より低い約1500メートルへの下降をANK機に指示した。
レーダー画面上には必要に応じて最低高度を表示できるが、このときは表示していなかった。画面の情報量が多くなるため、慣れた空域ではあまり表示しないという。
日航機ニアミス事故で管制官の有罪確定へ 最高裁が上告棄却
静岡県焼津市付近の上空で平成13年1月、日航機同士がニアミスし、乗客57人が重軽傷を負った事故で、便名を言い間違えて誘導を誤指示したことで事故を起こしたとして、業務上過失傷害罪に問われた管制官の被告の上告審で、最高裁第1小法廷(宮川光治裁判長)は、両被告側の上告を棄却する決定をした。
最近発生した、航空管制がらみの事故。
意外に知られていないが、彼ら管制官は国家公務員である。
24時間の交代勤務。
(空港がクローズしている時間も上空には多数の飛行機が飛んでいる)
多くの人命を預かる、重大な責任のある職務。
国家資格を保持しているから、事故があれば業務上過失に問われる。
全国転勤もあり、慣れない空域での仕事をまたイチから始めないとならない。
そのくせ、給料はパイロットなどに比べると超格安。
公務員の基本給+能力給(資格手当)6%の加算のみ。
(40歳モデルの月給30万円なら1万8000円のみ!)
人命に関わらず、書類にハンコを押して17時にオフになる国家公務員よりも。
たった1万8000円の加算・・・
やってられないでしょ。
アメリカでは航空管制の事故があった場合、正直に申告し、原因究明・再発防止に協力した場合。
刑事訴追は免責されるという。
(医療事故と一緒)
おまけに給料も社会的地位も高い。
羽田に新しい滑走路も出来、成田も発着数が大幅に増加する。
一方関西は、伊丹に関空、神戸と狭いエリアに空港がひしめき合う。
これから航空管制が安全運航のために、ますます重要になって来る。
こんな現状で、日本の管制は大丈夫か?
管制の仕事も、そしてその仕事をする人達も。
もっと守らなければならないのではないか。
と考えさせられる事故だと思う。
空港行政にしても、国の支配下にあると本当にろくな事がないなあ~
イギリスみたいに航空管制を民間会社にやらせればもっといいのかも。