実に中途半端な幕引き。
まずは横綱・朝青龍の引退。
先日の暴力事件の詳細は不明のまま。
過去の騒動の責任を取る形での電撃引退表明。
協会から解雇をちらつかされ、仕方なかったという話も。
実力と実績は申し分ない。
名誉、不名誉ともに記憶に記録に残る力士となった。
素行が横綱にふさわしくなかったと言えばそれまでだが。
このような形での引退は実にもったいない気がする。
そして小沢幹事長の不起訴。
秘書だけ処分しての幕引きとなってしまうのか。
物的証拠がないので、起訴しても公判が維持できないという。
そりゃ、秘書は口が裂けても、
『小沢氏の指示だった』
とは供述しないし、証拠なんかも残さないでしょ。
これだけ権力のある人だから、検察も踏み込めなかったのか?という推測も。
実力、権力、実績からすれば、彼は横綱議員だし。
しかも幹事長続投という。
彼こそ朝青龍のように、議員辞職すべきではないか。
一連の騒動の責任を取って。
身内に甘いという相撲協会より、民主党の方が自浄作用がないのかな。
政治と金の問題より、夏の参議院選挙の方が大切のようだ。
どちらも実に中途半端。
相撲(朝青龍)ファン。
有権者(民主党支持者)。
そしてどちらにも興味、関心のない国民。
このままではいずれの層の理解も得られないだろう。