部屋でのんびりしすぎて慌ててチェックアウト。
一泊一部屋43000円。
正規料金の半額以下の計算だ。
この値段なら泊まる気もするな。
正規料金で10万ちょい払うとなると・・・
正直???って感じ。
リーマンが倒れてから近年オープンした外資系高級ホテルの値崩れが激しい。
こうしてリーズナブルに泊まれるのだけはメリットかな。
急いで羽田に向かわないと。
地下鉄とJRとモノレールを乗り継いでやっと到着。
モノレールなんてかなり久しぶり。
羽田は新しい国際線ターミナルビルと新滑走路の建設が着々と進んでいた。
これから函館へ。

今回もマイルの特典航空券を利用。
たびたびJALにはタダで乗せてもらって申し訳ない。
行きは人気のクラスJ、帰りは普通席と取り分けて乗り比べ。
マイルで普通席を予約しても当日空席があれば1000円追加でクラスJにアップグレード出来るようだ。
機材はボーイング777(トリプルセブン)。
ボーイング最新の大型双発機。
席はBコンパートメント最前列。
昼過ぎで時間的に良いのか大型連休明けにもかかわらず満席に近い。

離着陸の時はCAが座る席と向かい合わせになり。
ちょっと恥ずかしい・・・
飛行機に乗ると思うのだが。
ドアクローズしてプッシュバックが始まると。
JALは、
『客室乗務員はドアモードをオートマティックにして下さい』
一方ANAは、
『客室乗務員はセレクターレバーをアームドに戻して下さい』
という業務連絡のアナウンスが機内に流れる。
駐機中は地上に人がいて危ないので。
ドアを開けても緊急脱出用の滑り台が自動展開されないようにoffにしてある。
離陸に備えてこの機能をonにしなさいという意味なのだが。
同じ機材で同じ操作をするのに言い方が航空会社によって違うのはおもしろい。
そうこうしていると機内サービス。
クラスJは飲み物の他にお菓子が貰える。

まあお菓子はおまけ程度ではあるが。
一方席はゆったりしてかなり広く感じる。
追加1000円なら迷わず払うと言いたいところだが。
たかだか1時間の国内線ではその必要もないかな。
昔、ANAもJALも同じ規格のスーパーシートというクラスがあった。
追加料金も全く同じで、まるで相談して決めたかのよう。
ところが。
ANAはさらに高級路線に振ってスーパーシートプレミアムというサービスを開始した。
追加料金も大幅に上げた代わり、アルコールと機内食(お弁当)の無料サービスを追加した。
JALはサービスダウンしてクラスJという低料金で大勢の人にちょとだけ快適に利用してもらおうと判断した。
結果はANAの大勝。
さらにJALの整備ミスなどが重なり大幅に乗客が減ってしまった。
理由は。
正規料金を払ってくれるおいしいお客さんのビジネスマンがみんなANAをチョイスしたからだ。
仕事帰りのビールとおいしい機内食がうけたようだ。
クラスJは割安なためツアー団体のおばさん達が大挙して押し寄せた結果。
くつろげないとビジネスマンにはかなり不評だった。
良かれと思ってもどのようなサービスを提供するかで明暗が分かれてしまう。
それに航空運賃も複雑怪奇。
羽田⇔函館の普通席正規運賃と成田⇔ホノルルのエコノミー正規割引運賃。
約4万円とほぼ同額なのだ。
ホノルルと函館が同じ料金なんて信じられない。
国際線は100万円以上払ってくれるファーストクラス客のおかげで。
エコノミー客の一部が4万円でも採算がなんとか取れる。
国内線はみんな同じような金額を払うから。
一人から多くの額を平均して徴収しないと元が取れない。
国際線運賃はまるで所得税の累進課税モデルみたいだ。
でも税金と違って飛行機は払った額によってサービス内容が雲泥の差だから納得できるのだが。
などと考えていたら。
あっという間に函館に到着。
早い・・・
最近は国際線しか乗っていなかったからびっくりだ。
正直北海道に来たという実感はない。

東京はあいにくの天気だったけど函館は快晴。
良い旅になりそうだ。
