年が明けてグッと冷え込んできた

早く春がこないかなあ~
春と言えばJRのダイヤ改正

次回のダイヤ改正で一部を除き東京発の寝台特急が廃止される。
非常に残念

小学生のころ親父と駅まで寝台特急を見に行った事がある。
ブルーの車体に。
西鹿児島、長崎、博多など。
行った事もない遠くの地名の行き先表示。
想像のできない土地。
当時は活況だった食堂車。
懐かしい・・・
それから時は流れ。
中学のときに友達と初めて乗った寝台特急。
博多行きのあさかぜ号。
途中駅で車内のベットからホームを眺める。
帰宅途中のサラリーマンと目が合う。
なんか優越感に浸る瞬間

時間のある大学時代は。
友達と寝台特急に乗って色々旅をしてきた。
朝、目覚めて。
知らない土地を走る車窓から眺める朝方の景色。
みんなで食べた車内販売のご当地駅弁。
これぞ旅の醍醐味

しかし。
如何せん時間がかかりすぎるのだ。
しかも料金は新幹線と同レベルで高い。
急ぐときは飛行機や新幹線を。
安く行きたいときは高速バス。
中途半端はポジションになってしまった。
昔は子供の憧れの存在だったハズ。
旅の醍醐味だけでは乗客は集まらない。
しかもJRの収益が寝台特急の場合は複雑。
料金の収益は走行キロによって各社に分配される。
例えば。
東京

JR東日本、東海、西日本、九州と4社にまたがって運行される。
最も走行距離が短い東日本はほとんど収益にならない。
しかも東京着は早朝と通勤ラッシュの時間に当たり。
万一の遅延などがあると。
通勤客を巻き込んでえらいことになる。
当然JR東日本にとっては邪魔な存在

一方、JR西日本や東海は。
夜中に自社の線路を通過してくれて、しかも走行距離が長いから美味しい存在。
でも寝台特急のために夜中まで駅を開けていたりしなければならず。
人件費などコスト削減には大きな壁になっていた。
またJR東海には東海道新幹線がある。
収益の9割以上を占めるドル箱の新幹線。
当然新幹線に乗客を誘導したいのがJR東海の本音。
各社の利益のからみから廃止されても当然であった。
最近駅で寝台特急を見かけると。
可哀想なくらいガラガラ

残すところあと三ヶ月。
どうか元気に走ってほしい。