6つ目の能力は 「チームワーク力」 です。

 

私がパイロットを目指し始めた12歳の当初、「“コックピットにいる3人程の人が” あんなに大きな乗り物 (旅客機のこと)を飛ばして一つの大陸から別の大陸に多くのお客さんを運ぶなんて凄いな」と漫然と想っていました。しかし、米国の大学で航空について学び、実際に飛行機を飛ばすようになってそれは大きな誤りであったと認識しました。

 

もちろん、飛行機のコックピットに入り、それを操縦するパイロットの役割は重要です。 しかし、飛行機がパイロットの操縦通りに空を飛び、A空港からB空港まで安全に運航できるのは、パイロットを含めた他の役割を担う人々とのチームワークの賜物だったのです。

 

まず、パイロットは飛行準備段階で飛ばす予定の飛行機のメンテナンス(整備)状況のチェックを行うのですが、多くの場合その飛行機のメンテナンスを行ったのはパイロットではなく、整備士の方々です。整備士の方々が毎回飛行機を点検・修復してくれているおかげで、パイロットは安心して飛行機を飛ばすことができるのです。どんなに熟達したパイロットでも、飛行機の状態が万全でなければ事故は起こり得ます。そして、フライトは多くの場合二人のパイロットによってなされるため、コックピット内で役割分担し、操縦管理の効率化と安全化を図ります。これは、コックピット内でのチームワークと言えます。

 

 

また、A空港からB空港にパイロットが飛行機を飛ばせるのは、航空管制官と常に無線で現在地並びに周辺の空域状況について確認し合い、フライトの安全を確保しているからに他なりません。これがエアラインにおける運航ともなれば、ディスパッチと言うその航空会社内の運航管理部署との連係が加わり、安全と定刻運航が確保されていくことになります。

 

エアラインで飛ばすパイロット以外はディスパッチとの運航中の連係はありませんが、他のことに関しては自家用ライセンスのための学生パイロットの段階から、仕事にする・しないに関わらず、行っていることは全て共通であり、安全なフライトはチームワークによって実現されるのです。

 

なので、もしあなたがチームワークの大切さを実感したい、チームワーク力を高めたい、そう想われているのであれば、パイロットになる(自家用だけでも)というのは一つの良い手段であると思います。

 

今回もここまで読んでくださり、ありがとうございました^^