チュチェ芸術の小部屋 -2ページ目

チュチェ芸術の小部屋

主にチュチェ芸術ー朝鮮芸術をテーマにして
あれこれを書き連ねる予定です。


映画「従軍作曲家キム•オクソン」

最新の共和国映画です!

当然と言えば当然ですが、キム ジョンウン時代に入り映画も少し垢抜けたような気がします。

時系列の取り方とか、カットも洗練されましたし、画面が明るくなったような…

本作は「詩人チョ•ギチョン」、
「音楽家チョン•リュルソン」に続く芸術家シリーズです。

「女性のうた」「塹壕で唄う」「決戦の途へ」「りんこの木を植えたよ」
「青山ヶ原は豊作だ」などなど…

キム オクソンの名前は知らなくても彼が作曲した歌は一度は聴いた事がありますよね?

生まれては消え、消えては生まれる歌の宿命を考えると、彼は素晴らしいメロディメーカーだったと思います。


同時代の詩人の回想によると、
キム オクソンは詩人が作詞した歌詞を一字一句直す事なく、メロディを付けてたそうです。

(これは 一見なんてこと無さげですが、凄い事なんです!)

映画では彼の代表作、「りんごの木を植えたよ」が セクト主義者により「自然主義」であり現実を美化粉飾した作品であると批判された…との描写があります。

これは非常に興味深い描写です。

実際に作詞者であるキム サンオはこの歌詞を書いた後くらいから10年以上文壇から遠ざかり農村にいました。

曲中に「호옥 국광…」と言うくだりがありますが、これはリンゴの品種
「紅玉、国光」で ご存知のように日本語が由来です。

1960年代 キム主席は言語学者たちに「リンゴの名前まで日本語だ。プクチョンのように我が国の地名を付けてはいけないのか」的な事を言ってますし…

なので、一時期歌詞を変えてたりもしたんですが、やはり しっくり来なかったようで、元の歌詞で歌われてます。

朝鮮戦争後は美化粉飾と言われた
この歌も、近年 大規模な大同江果樹農場が開かれ 現実となりました。


とかく芸術分野ではプレーヤーが注目されがちですが、この映画のように共和国の素晴らしい作家、作曲家、演出家や画家など もっともっと映画化して欲しいと思います。

photo:01



iPhoneからの投稿