アトピー&アレルギーっ子に産まれてくれて感謝! | Hau'oli Hawai'ian Quilt

Hau'oli Hawai'ian Quilt

鳥取&島根の山陰両県でハワイアンキルト教室を開催していました。
現在は宮城県でキット販売のみしております。

うちの娘(にこたんと呼んでます)は現在3歳7ヶ月。

生後3ヶ月から大きな山あり大きな谷ありの人生で、今も不甲斐ない両親の元で毎日修行をしています。

 

生後3ヶ月で爆発的に広がったひどいアトピーのせいで、4ヶ月の時には母に全身をタオルで縛られて動けない状態にされ、にこにこだった笑顔がしばらく見られなくなりました。

顔から表情が消えて、笑うどころか泣くこともほとんどありませんでした。

「どんなに痒くても泣かない、本当に強い子」と自慢したことがありますが、もしかしたら感情を全て押し殺すことで耐えていたのかもしれません。

私の母からある時「あんた二琴が笑わなくなったこと気づいてる?」と言われた時、皮膚ばかり見て表情など全く見ていない自分に驚いたことを覚えています。

 

3歳を過ぎて特に思うことは、とにかくあの時の苦労が嘘みたいということ。

3歳を過ぎてもしばらくは、湿疹がほとんどないのに深夜に痒いことがしょっちゅうあって、でも痒いことがまるで当たり前でした。深夜2時頃に決まって痒くて起きてきて、背中や腕を掻きながら「今日は長いな」とか「今日は割と大丈夫だな」とか、それが当たり前。

 

それが3歳3−4か月を過ぎた頃からほとんど夜起きてくることなく、花粉症の時期に少し悪化したかなと思っていたアトピーも、ここ1ヶ月はステロイドを塗らずに過ごしています。

 

娘が通う幼稚園はもともと食事に相当気をつけている園で「乳製品と卵は使わない」がモットーのありがたい園です。

それでも当然砂糖や油を使ったものは多少出てくるのですが、娘のアトピーは悪化しませんでした。

そんなこんなで私の気持ちに余裕が出てきたため、最近はたまに完全外食(一切お弁当を持参しない)もできるようになりました。

 

家では相変わらずほとんど砂糖は使わず、油は揚げ物(低温調理)の度に新鮮な米油使用。炒め調理に油は使わず、水やお酒で炒め煮で、あとはテフロンの力を最大限に利用します(笑)。

肉はちょびっとをたくさんに見えるように工夫して食べさせています。

 

例えば麺つゆは大根おろしの絞り汁に出汁パックを入れて醤油を入れると、甘くて美味しいちゃんとした麺つゆができます。でも砂糖もみりんも入っていません。(これは会社の先輩の奥さんに教えていただきました。このレシピでどんなに救われたか(泣)未だに大感謝です。)

 

トマトソースは大鍋に椎茸、しめじ、えのき、玉ねぎ、人参、塩の順に重ねて7分の水で重ね煮にし、湯むきしたトマトを入れて長時間煮込むと、それはそれは甘い(むしろ甘すぎる)トマトソースができます。これはパスタやピザソースなどなどいろんなものに乱用できます。

 

ゼリーは100%ストレートジュースに葛粉を入れて作ります。

 

アイスは凍らしたバナナに様々な果物を混ぜてフードプロセッサーで作ります。

 

クッキーも砂糖、バター不使用。メープルシロップと米油で作ります。

 

何しろチョコレートクリーム入りのクレープだって砂糖&乳製品不使用でできます。

 

娘にはこの3年7ヶ月でとにかくいろんなことを勉強させてもらいました。

娘が産まれなかったら、私はこんな風に食に気をつけることは一生なかったです。チョコ大好き、プリン大好き、何より揚げ物大好き。そしてほぼ毎朝パン食。今から考えるとダメダメな食生活でした。だからこそ、娘が産まれてきたことにはこの上ない感謝なのです。

 

アレルギーの方は数値も相当下がり、たまにお楽しみで卵を食べさせることができるようになりました。

固茹で卵はOK。乳製品は解除になったので毎日お楽しみでベビーチーズ(1/2個)も食べさせますが、粉チーズなどはダメみたい。

これは昨日初めて分かったのですが、卵白リゾチームというのが入っていて、ほんの少量(本当にほんの少量)だけでも口の中が痒くなり、目の下が腫れたりしました。

 

油断してると、、、ってやつです;。

 

でもこうして油断する度に、分かりやすく教えてくれる。「気を抜くなよ!」と身をもって教えてくれるので助かります。

 

あの笑わなくなった時に「一生このトラウマを抱えて生きるのかもしれない。」「一生笑えないかもしれない」と本気で心配したのも嘘のように、今では周りの友達から「にこたんは悩みがなさそう」とか「お気楽極楽なイメージ」と言われるほど、自由奔放に育っています。

そしてママからおやつをもらえない時は、全身全霊ジャンプしながら泣いたりします。

 

そんなこんなで私が言いたいことは、アトピーは食事で絶対改善するということ。生後7ヶ月で食事療法に取り組み、それまで全身に広がり続けたアトピーが2週間経たずに背中から消えていったことが私の中で揺るぎない確信になりました。

(興味がある方。詳しくは「アトピーなんか飛んでいけ」を是非読んでください。Amazonで買えます。時々図書館でも見かけます。)

 

そしてアトピーとアレルギーは別物ですが、アトピーが改善すればアレルギーの数値も低くなる!これも実体験から学びました。

 

生まれながらの体質ですから、治すことは難しいですが、症状を抑えるためにできることはしていこう。

これから先は娘から学んだ食生活を、娘自身が大きくなっても続けられるようにサポートしたいと思います。

 

改めて小さな娘の大きな存在に日々感謝ですぶちゅー

 

⇧ビーガンカフェで美味しいランチをいただいた直後の様子

 

⇩榴ヶ岡公園での花見。かき氷は氷だけ買って、ストレートの葡萄ジュースに少量のメープルシロップを混ぜてあげます。

あまりに味が薄いので、気持ちばかりの苺をトッピングいちご

⇩バナナで作ったチョコクリームとカット苺を、豆乳&小麦粉&米粉で作った生地で巻きます。これ大好物ドキドキ