日常に取り入れたい!日本人の体に向いた鍛錬法「立て膝(たてひざ)」のすすめ | 動きの哲学、日常のヒント

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こんにちは!

本格的に寒いですね。

いよいよここ数日で、冬らしい寒さとなりました。

 

さて、寒いときは、こんな姿勢(サムライの「御意!」の姿勢)などいかがですか?

気持ちがシャキッとします。

 




今日は、日本人に昔から馴染み深い座法である、この座法(上記)「立て膝(たてひざ)」についてお話しします。現代では、あまり頻繁には見かけなくなりましたが、実は体にとても優しい座り方で、無理なく脚力の鍛錬ができるんです。

 
立て膝は、太ももの筋肉を自然に鍛えるだけでなく、股関節や膝の柔軟性を保つ効果もあります。

 


そして何より、日本人の体の作りに合った自然な動きです。外国人が難しいと感じることも、日本人ならちょっと練習するだけでスムーズにできることが多いんです!

 

たとえば、私が武道を習っていたときに、正座や立て膝が自然にできることが日本人の特長だと実感しました。

 

 

 

海外の方にとっては、これらの座法を続けるのが一苦労のようでした。その時あらためて、日本人であることで得をしている気持ちと、人種のDNAに即したトレーニング方法が大事である考えを持ったのです。

 

 

そして、以下のようなメリットも、立て膝にはあります!

立て膝の座法は、特別な道具もいりません。普段の生活に取り入れるだけで、以下のようなメリットがあります:

  • 筋力アップ:太ももやお尻を自然に鍛えられる!
 
 
立て膝は、長時間維持すると、とってもきつくなります。
それだけ、自然に大腿四頭筋(太ももの筋肉)はじめ脚力につながる周辺筋肉を効果的に鍛える姿勢であり、ポーズそのものが鍛錬なのです。

 

 

  • 柔軟性向上:股関節や膝がスムーズに動くように。
ただし、膝を痛めている方は無理をしないように留意しましょう。ピラティスボール(直径23センチほどのソフトなエクササイズボール)を膝の裏に挟むなど、可動域を可能な範囲に制限する工夫など対応が必要になってきます。
 
 

さて、 どうやって生活に取り入れる?

例えばこんなシーンで実践できます:

  • テレビを見ながら、立て膝でリラックス。
  • 家事の合間に。
  • 靴ひもを結ぶとき。(自然に立て膝の姿勢になる)

最初は短時間でOK!数分でも毎日続けることで、体がどんどん楽になっていきますよ。

 

 

 

「昔からある座法を捨てるのは、もったいないです。

数百年、数千年続いた、日本人の体に刻み込まれた身体運動を日常に少しずつ取り入れてみませんか?宝の持ち腐れにしないで、日本人の「体の知恵」を活かして健康的な生活を楽しみましょう!

また次回の記事で会いましょう。楽しみにしております!
それでは、素敵な一日をお過ごしください(*´▽`*)

 

(リライト元:2023.1.19)