渋谷駅に行くとよく視る絵なのですが、渋谷マークシティからハチ公に至る、大きな通路の途中の自由通路(京王井の頭線への連結通路を兼ねる踊り場のようなスペース)に、岡本太郎さんの巨大絵画作品が掲示されています。
ふと写真を撮りましたが、ご存知の方や見かけた方もおられると思います。
岡本太郎さんと言えば、あの55年前の大阪万博の象徴と言ってもいい「太陽の塔」にも見られる縄文色豊かな、それでいてとっても素朴な可愛さもある絵が多く、個人的に好きな絵柄です。
さらに絵で思い出されるのが、岡本太郎さんの著書「自分の中に毒を持て」です。
この本は、ベストセラーでありロングセラーですが、幅広い層に読まれると同時に、出版社としては、比較的若い読者層を想定していたと感じたす。実際私が読んだのも今よりはずっと若い時です。
しかしながら、いまになってみると、アラカンの今この年齢の自分に、より心にフィットするのです。
その理由は、おそらく人生の終了までの時間が、今のほうがより実感を伴って短く感じるからでしょう。
若い時は、何か今一つ切実になれない。岡本太郎は特別な人だから、という読み物の感覚を越えられない。
やはり、若い時はある意味、まだまだ将来が長く感じるからだと思います。
内容は、、、
オリジナリティを素直に出そうということだと思います。
実際には世間体が、それを邪魔します。
✨安易な生き方というのは世間体に流されていくことで、我慢を美徳に置き換えて安心を得ようとする自分に対し、必死にそうならないように太郎が自分を鼓舞した言葉に思えます。それが、必死さだけが取り払われた形ですんなり当たり前に感じられるから不思議ですね。
つくづく、自分は流されて生きて来たなぁと思います。
だからこそ太郎の言葉は、強い言葉のわりには、自分の中にマイルドに自然な共感として染み込むように思います✨
では☺️