こんにちは。
シニアの健康ストレッチ&ピラティス講師のようすけです。
中高年です。
今日の話は、
② 地べたに座ると立ち上がるのがシンドイ。
③ 提案「膝立ち」
です。
今の時代は、「座り姿勢」といえば、椅子がほとんどですよね。
それに加えて、高齢になって「膝が痛む」とか、太ももの筋肉が弱まった等の事情があると、完全に椅子での生活となります。
これから言うことは 、主に体力のある人のトレーニングです。
体力がある人の場合は、いろいろな座法で、日常を過ごした方が効率的に体力を維持できるからです。
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さまざまな姿勢を取ると、大腿四頭筋(太ももの筋肉)やバランス能力などを生活の中で鍛えられるからです。
特に「立て膝」はいい姿勢だと思ます。
なぜなら
立て膝は「起動する力がバツグン」という特徴を持っているから。
要するに、動かない姿勢でじっとしていた自分が
「ヨッコイショ」
と立ち上がる時の「力」です。
その瞬間の〝しんどい〟感じがどれぐらいありますか?少しあるのではないでしょうか?
私は、あります。
実は。昨年数ヶ月にわたり、私は自宅で椅子に座らない生活をしばらくやってみたのです。
床のカーペットに直に座る生活です。
具体的に言うと、普段食事をする居間から
テーブルと椅子を、すっかり取っ払ってしまったのです✨
その結果、、、。
実は、立ち上がる「どっこいしょ」が面倒になり、元のテーブル生活に戻してしまいました((´;ω;`)
このことを通して
何がいいいたいか、と言いますと。
「立ち上がる」動作は、かなりの筋力(大腿四頭筋=太ももの筋肉)と、「絶妙なタイミングの上手な重心移動」が必要である。ということ。
逆の発想で考えると、地べたからの立ち上がりは、いい筋トレになるっていうこと。しかし、完全に生活の一部にするのは、たぶんしんどいと思います。
その点、椅子に座る姿勢は楽です。
(椅子から立つ動作をやってみるとよく分かりますよね。)
ではでは、「地べたと椅子の、ちょうど中間の座り方」ってないか。
それはズハリ!
膝立ちなんですね。
中世戦国時代以前の、武士の「御意!」の姿勢ですね。
(余談ですが、江戸時代以降の武士に関しては、将軍への謁見など、目上の武士に対しては「正座」が一般的になったと言われております。)
膝立ちを、ごく自然に生活の中に取り入れることが、太ももの筋肉を強く保ったり、また、日常の中で必要な自然な重心移動を、体を痛めず行うためにも必要だと、私は思います。
スッと素早く立ち上がる
そのメリットは度々、私も実感しています。
メリットとは太ももの筋肉の強化。
それゆえにピラティスクラスでも取り入れています。
膝が痛い場合は、こんな風に ↓(下図)ボールをはさむところから。
ボールの張力によって、大腿四頭筋(太ももの筋肉)がアシストされ、腰がかかとから少し浮いた感覚をつかめます。
ひざの可動域が出て来て楽になったら、腰を踵(かかと)から浮かせるもよし。また踵(かかと)に腰かけるもよし。です。
とにかく、椅子の代わりに、踵(かかと)の上に腰を乗せたり浮かせたり。それを自由自在に出来てくると、ごくごく自然に四頭筋(太ももの筋肉)が増すんですよ。
ごく自然に、筋力が増すのが利点です。
立て膝は日本人が、昔から行ってきた座法ですから、体になじんでいるにも拘わらず、いまはあまり頻繁には使われないですね。「宝の持ち腐れ」なのです。
私たちは、日本人に合った体の運用法をもう少し棄てずに使った方が、体が圧倒的に楽になりますよ。
DNAに刻まれているのでないかと思うほど、昔の日本人の体の使い方は、意外なほど今の日本人でもやればすぐ出来ます。
というのは、日本人だと当たり前に出来る座法を、外国人が行うのは一苦労だったりすることもあります。例えば、私が武道をやっているときに、正座が自然にできるとは限らないんだなぁと気づきました。
もっと実行してみる方がいいと思うのです。
日本人が得意としている座法はちょっと練習すれば出来るようになる、またその体の運用法は、日常に役に立つ、筋力アップと維持にも少なからず役に立つのですから。
立て膝を、生活に出来る範囲で取り入れてみてはいかがでしょうか?というのが私の思うことです。
日常の中に、せっかく昔からあった座り方を、捨ててしまってはもったいないではないですか!(*'▽')
このように、さりげなくメリットがあるというのに。
ではでは(^ー^)